スタンレー電気、広島製作所の拡張による「ものづくり生産改革」を発表

 スタンレー電気(東京都目黒区)6月28日、自動車照明電装品の製造を行う国内主力拠点のひとつ「広島製作所」(広島県東広島市志和町奥屋 1866)について、工場施設を拡張するとともに、競争力の強化に向けた「ものづくり生産改革」を行うことにしたと発表した。

■目的

 「ランプシステム生産拠点」としてものづくりの技術とノウハウを蓄積し、同社グループの生産拠点へグローバル展開する。また、大幅な原価低減を実現することによって、従来以上のコスト競争力を確立する 。今後の受注・量産計画に基づいて生産能力の増強を図る。

■生産改革における主な取り組み
 同社独自の生産革新活動(SNAP)の考え方や手法を活用した新技術・新工法を導入し、従来以上の大幅な原価低減を可能とする効率的な生産ラインを構築する。カーボンニュートラルの実現に向けて、省エネルギー推進(使用エネルギーと廃棄物の低減、設備の 高効率化等)/再生エネルギー推進(太陽光発電の導入等)を行い、CO2 排出量を削減する。

 さらに、「SDGs未来都市東広島パートナー」として、様々なSDGs活動へ積極的に取り組む。

 スタンレー電気は「ものづくりに徹底してこだわる」ことを掲げ、同社の製品や技術が人々の暮らしの安全安心 に寄与することを目指して事業活動を行っている。今後も生産効率を最大限に高めることで、持続的 成長が可能な「競争力のある企業」へ進化していく。

<拡張後の概要>
・所在地:広島県東広島市志和町奥屋 1866
・敷地面積:25,200 m²
・生産品目:自動車照明電装品(自動車用ヘッドランプ、リアコンビネーションランプ等)
・投資金額:合計 80 億円程度
・着工時期:2022年秋
・完成次期:2024 年末を予定

 画像:完成予想図

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