NECファシリティーズ、YDKの物流拠点を組立加工場に改造するリメイク工事を受注

・既存建物のリメイク工事で、早期かつ低コストでの生産能力拡大を支援

 NECファシリティーズ(東京都港区)は3月23日、㈱ワイ・デー・ケー(東京都稲城市、以下YDK)より、同社の物流倉庫の一部を組立加工場に改造するリメイク工事を受注したと発表した。NECファシリティーズは、本年4月稼働に向けて新しい組立加工場の整備を進めていく。

 リメイク工事とは、既存の建物を他の用途に転用するために必要となる内外装の補強、防音や断熱など居住性の向上、空調や照明などの電気設備や各種配管などの見直し、および地震や火災対策などを実施するもの。リメイク工事には用途変更に伴う煩雑な法対応が必要となるものの、新しく建物を建設する場合と比べ、顧客は保有する不動産の有効活用および早期かつ低コストでニーズに合う環境を整備することができる。

背景

 YDK は1952年(昭和27年)創業以来、半導体/液晶製造・検査装置、産業用設備、放送・伝送通信機器、制御機器などの設計・製造を一貫体制で実現しているメーカーで、国内に5工場を展開し国内大手製造業のサプライチェーンにも多数組み込まれている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により加速した世界的な半導体市場の活況から得意先への供給体制強化と物流の効率化を目的に、YDKは東京都内に所在する物流拠点を組立加工場に改造し、本社工場内の同機能を移転する構想を検討していた。

 このような要望を受けてNECファシリティーズは、具体的なプロジェクト計画の立案と実行スキームの構築、設計から工事までをワンストップで実行した。

<建物概要>(施工前)

用  途:倉庫業を営む倉庫(特殊建築物:建築基準法第35条適用)

防火地域:準防火地域

敷地面積:11,937.37m2/延べ床面積:8,947.20m2

鉄骨造一部鉄筋コンクリート造3階建て(耐火建築物)

 詳細は、ニュースリリース