東和薬品、山形工場に第三固形製剤棟と第二無菌製剤棟を建設、総額537億円投資

 東和薬品は11月12日、総額537億円を投じて山形工場敷地内に第三固形製剤棟と第二無菌製剤棟を建設すると発表した。

 東和薬品では、安心・安全なジェネリック医薬品を安定的に届けるため、自社3工場を中心とした生産体制に加え、他社との協業体制も取り入れ、必要とされる医薬品の品ぞろえを 進めてきた。昨今、医薬品における品質や安定供給に関する問題が起こる中で、ジェネリック医薬品メーカーとしての安定供給責任を果たすため、また今後のシェア拡大に対応すべく山形工場の生産体制を現在の65億錠から100億錠へ増強することにした。これは、 「第 5期中期経営計画2021 2023 P ROACTIVE Ⅱ」で公表している「2023年度までに、175億錠の生産能力に向けた生産体制(建屋能力を構築」にかかる投資になる。

<設備投資の内容>

場所:山形工場 敷地内(山形県上山市金瓶字湯坂山17-8

生産能力(年間):第三固形製剤棟 35億錠(既存の65億錠を加え、100億錠となる)、第二無菌製剤棟 バイアル 550 万本(既存の 450 万本を 加え、 1,000万本となる)

投資予定額:建物252億円、設備285億円

工期:設計2021年5月~2022年5月、建築:2022年6月~2023年10月

設備導入:2023年8月~

稼働開始:2024年4月開始見込

※実需に基づいて生産計画を策定するため、設備導入は順次進めていく。

 ニュースリリース