㈱タクマは3月3日、中国木材(本社:広島県呉市)よりバイオマス発電設備を受注したと発表した。
中国木材は、製材はもとより集成材、プレカットを手がける大手総合木材企業であり、工場の製材・乾燥加工工程で発生する副産物をバイオマス燃料として活用する発電事業にも積極的に取組み、国内5ヶ所、発電出力合計で約65,000kWのバイオマス発電施設を運営されている。
受注した2件のバイオマス発電設備は中国木材の7基目(郷原工場向け)・8基目(日向工場向け)のバイオマス発電所として建設されるものであり、いずれも燃料として間伐材や工場から発生するバークやオガなどの様々な副産物を活用する。発電した電気は固定価格買取制度(FIT)の活用により電気事業者へ売電される予定。
タクマは今後とも、創業以来培ってきた技術と620缶以上のバイオマスボイラ納入実績を基に、多種多様なバイオマスの特性に対応した高効率なプラントの提供を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献していく。
<設備の概要>
1.中国木材株式会社郷原工場向けバイオマス発電設備
工事名称:中国木材バイオマス発電所(郷原)
設置場所:広島県呉市
発電規模:約10,000kW
使用燃料:一般木材、未利用材
完成予定:2022年
2.中国木材株式会社日向工場向けバイオマス発電設備
工事名称:中国木材バイオマス発電所(日向第2)
設置場所:宮崎県日向市
発電規模:14,500kW
使用燃料:一般木材、未利用材
完成予定:2023年