コベルコ建機、大型特殊自動車の不適切な分解整備、続報を発表

 コベルコ建機は、新たに不適切な分解整備作業が行われていたことが判明したため、12月26日、国土交通省にその調査結果を報告したと発表した。

 コベルコ建機は、2018年6月、同社と販売子会社において、道路運送車両法に定める「自動車分解整備事業」の認証を受けていないにもかかわらず、同法の対象となる「分解整備」を実施していた事実が確認されたことを国土交通省に報告したと発表。その後、国土交通省の指示に基づき、コベルコ建機グループ外でサービス契約を締結している二次代理店まで対象を広げて調査を実施したところ、新たに不適切な分解整備作業が行われていたことが判明したもの。コベルコ建機では、「お客様にご迷惑とご心配をお掛けいたしますことを深くお詫び申し上げます」としている。

<分解整備の内容と対策>

1.調査項目と対象台数

 2017年4月1日から2019年5月31日の期間において、自動車分解整備事業の認証を受けていない二次代理店10工場において28台の分解整備を実施していたことを確認した。

2.原因

 自動車分解整備事業の認証および分解整備に関する認識が不足していた。また、昨年の当該事案について、同社から注意喚起をレターおよびシステム上で行ったが、その展開の徹底、閲覧確認を行っていなかった。同社の管理及び指導が十分に行きわたっていなかったもの。

3.現時点での状況

 2019年12月26日現在、本件に該当する全車両について、本事案に起因する不具合等の連絡は受けていない。

4.対応

 認証を受けていない工場にて分解整備を実施した28台すべてに対し、問題がないことを確認した。

5.再発防止への取り組み

 法令の内容周知の再徹底、書類の書式変更による「分解整備」の明確化等、再発防止策を二次代理店にも適用し、指導・監督していく。

問い合わせ先:

コベルコ建機株式会社 品質保証部 ショベルプロダクトサポートグループ

TEL:082-943-5284

クレーンプロダクトサポートグループ

TEL:078-936-1333

 ニュースリリース