・大孔径、高いせん孔性能、燃費低減を実現
古河機械金属グループの中核事業会社である古河ロックドリル(東京都中央区)は12月25日、大型油圧クローラドリル「HCR1800-EDⅡ」(質量:19,830 kg)を開発、12月より国内販売を開始したと発表した。
古河ロックドリルは、油圧クローラドリルにおいて、国内約65%のシェアを有しており、その主力製品として「HCRシリーズ」をラインナップし、販売している。
油圧クローラドリルは、岩石を破砕する砕石現場や大型土木工事で主に使用されており、従来の「HCRシリーズ」の最大ロッドサイズはT51、最大せん孔径はΦ127mmとしていた。今回開発した大型油圧クローラドリル「HCR1800-EDⅡ」は、大径ロッドT60クラス対応の新型油圧ドリフタHD836により「HCRシリーズ」最大となるせん孔径Φ152mmを実現。より大きいビットおよびロッドを搭載することにより大孔径、高い直進性、スピーディーなせん孔を可能にするとともに、パワーユニット(エンジン、油圧ポンプ、コンプレッサ)は下位機種と同一のままでこれを実現したことで、ダウンサイジングを可能とした。
また、オフロード法2014年基準適合クリーンエンジンを採用し、メンテナンスコストの低減を実現させたほか、最先端の低燃費化技術「スーパーエコノミーモードPLUS」を搭載したことで、岩質に応じて適正なエンジン回転速度を選択することが可能となり、燃料消費量の低減を実現させた。
古河ロックドリルでは、国内だけでなく2019年度上期から先行販売している欧米地域においても、「HCR1800-EDⅡ」の拡販に努めるとともに、引き続き、製品ラインナップを強化した「HCRシリーズ」の販売強化に取り組んでいく。
<発売概要>
定価:96,000千円(税別)
販売目標:初年度20台(海外含む)
詳細は→ ニュースリリース
コメントを投稿するにはログインしてください。