古河ユニック、トラック搭載型クレーン「ユニッククレーン」の安全機能を強化

・厚生労働省による移動式クレーン構造規格の一部改正に対応

 古河機械金属は10月1日、グループの中核事業会社である古河ユニック(本社:東京都中央区)が、トラック搭載型クレーン「ユニッククレーンG-FORCEシリーズ」の安全機能を強化し、厚生労働省による移動式クレーン構造規格の一部改正に対応した安全強化モデルを販売開始すると発表した。

 安全機能強化移動式クレーンの構造規格の一部改正は、2018年2月26日に厚生労働省告示第33号「クレーン又は移動式クレーンの過負荷防止装置構造規格等の一部を改正する告示」によるもので、つり上げ荷重3トン未満の移動式クレーンにおいて、荷重計以外の過負荷を防止するための装置が義務付けられた。現在は、経過措置期間で従来モデルの販売が認められているが、2019年3月1日以降は、改正後の規格に準拠した製品のみの製造となる。

 これを受け、古河ユニックでは、対象となるトラック搭載型クレーン「ユニッククレーンG-FORCEシリーズ」に、規格改正に対応した安全強化モデルとして、定格荷重指示装置※1を備えた「ML警報型」と定格荷重制限装置※2を備えた「ML停止型」をラインナップし、新たに販売を開始することにした。また、ML停止型には高度な油圧制御技術を活かし、複雑な連動操作を半自動運転する機能をプラスした高機能モデル「高機能・ML停止型」の設定も追加した。

<標準価格(税別、シャーシ除く、仕様により異なる)>

小型トラック架装用 325.5万円~538万円

中型トラック架装用 369万円~628万円

大型トラック架装用 421万円~743万円

<販売目標> 年間:6,500台

※1 定格荷重指示装置:定格荷重を超えるおそれがある場合に、当該荷の荷重が定格荷重を超える前に警音を発する機能を有する装置。

※2 定格荷重制限装置:定格荷重を超えた場合に、直ちに当該移動式クレーンの作動を自動的に停止する機能を有する装置。

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