㈱タダノは8月27日、インド市場における事業拡大と、グループとしての競争力強化のため、現地のクレーンメーカであるEscorts Ltd.(エスコーツ・リミテッド/以下Escorts 社、画像は同社製品)と、合弁会社の設立に合意したと発表した。
タダノグループは長期目標として「LE 世界No.1」(LE = Lifting Equipment)を掲げ、海外事業の拡充とシェアアップに取り組んでいる。インド市場においては、タダノ製品の販売・サービスを目的として2012 年にTadano India Pvt.Ltd.(タダノインディア)を設立し、タダノ製建設用クレーンの販売・サービス活動を展開している。
今回、成長が著しいインド市場で、更なる事業の拡大とタダノグループの成長を図るべく、農業機械や建設機械を製造する現地の有力メーカーであるEscorts 社と、インド市場向け製品の開発・製造・販売を目的として、現地合弁会社の設立に合意した。これによりタダノ製クレーンの販売拡大のみならず、現地での設計・ものづくりによる競争力強化に取り組んでいく。
<新会社の概要>
設立:2018 年9 月登記、11 月業務開始
所在地:Faridabad, Haryana, India(インド・ファリダバード市)
資本金:6 億インドルピー(約9.5 億円 1 インドルピー=1.59 円で計算)
出資比率:タダノ51%、Escorts 社 49%
事業内容:建設用クレーンの開発・製造・販売
売上高(計画):2023 年度 12 億1,500 万インドルピー(約19 億円)
<Escorts 社の概要>
社名:Escorts Ltd.
所在地:15/5 Mathura Road, Faridabad, Haryana, India(インド・ファリダバード市)
事業内容:農業機械・建設機械の製造・販売・アフターサービス
代表者:Nikhil Nanda, Chairman & Managing Director of Escorts Limited.
従業員数:3,729 名
売上高:2017 年度 508 億インドルピー(約808 億円)
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