■日本メーカーは、競争力のあるドイツで中小型ショベルのシェアを拡大しようとしています。
Kobelco Construction Machinery Europe B.V.(KCME:コベルコ建機ヨーロッパ、本社:オランダAlmere)は、9月12〜15日にドイツのニュルンベルクで開催されるGaLaBau 国際見本市へ出席することを発表しました。ドイツは、特に中小型ショベルにおいて、Kobelcoにとって重要な市場の一つであり、本イベントを最新モデルを紹介する戦略的プラットフォームと位置付けています。
油圧ショベルのリーディングカンパニーとして、Kobelcoは最良の製品開発に努めており、小型の油圧ショベルは製品ラインナップ全体の鍵を握っています。この3年間で、日本メーカーは、小型ショベルの開発と改良に大きく投資しており、狭所な作業現場用の1トン級および小旋回ショベルから、最大8.5トンまでの幅広いモデルを提供しています。
この継続的な投資と開発の結果、Kobelcoの中・大型モデルに適用されている多くの技術が小型ショベルにも応用されてきています。たとえば、革新的な低騒音化技術”iNDr”(Integrated Noise&Dust Reduction cooling system)は、当初は中・大型機に導入されましたが、現在はSK28SR-6以降の小型油圧ショベルにも組み込まれています。つまり、小型機を利用するお客様も、都市部での作業において、理想的な、優れた信頼性と低騒音の恩恵を受けることができるようになったということです。
KCMEは、SK28SR-6、SK30SR-6、SK35SR-6、SK45SRX-6、SK55SRX-6に加え、SK10SR-2とSK17SR-3の最小モデルをGaLaBauに展示する予定としております。
加えて、ドイツの中型ショベル部門の需要はこの12カ月間で緩やかに伸びてきており、Kobelcoは本分野における優れたソリューションを多数有しています。
SK75SR-3とSK85MSR-3は、既存のKobelco重機技術を採用しているため、”light heavy excavators”(軽量重機油圧ショベル)として有名です。
iNDrの搭載だけでなく、SK75SR-3とSK85MSR-3には、標準のモノブームの他に異なるアタッチメントを装備することができるのも特徴です。また、大型ショベルで使用される油圧システム技術のおかげで、オペレータ操作性にも優れています。さらに、中型ショベルキャブの設計を利用することで、オペレータに広いスペースをもたらし、いかなる作業環境においてもより快適に作業を行うことができます。
GaLaBau展では、側溝掘り用アタッチメント、ロトチルト 、標準バケット装備のSK75SR-3をご覧いただくことができます。様々なアタッチメントを装着できることで、オペレータはより柔軟に作業することが可能となっています。SK85MSR-3には2ピースブームが装備されており、作業者は必要な作業高さや持ち上げ能力に従ってブームを調整し、より小領域で作業することができます。また、OilQuick製のクイックカプラーOQ45、MTS振動板、iDig 2Dマシンコントロールシステムも搭載されています。
KCMEドイツのビジネスマネージャー、Hanns Renz(ハンス・レンツ)氏のコメントは以下の通りです。
「ドイツと周辺諸国は我々にとって重要な市場であり、GaLaBau展に参加できることを嬉しく思っています。現在も、ドイツでの市場拡大に取り組んでおり、Rossow Machineryを含む新規ディーラーを開拓したことで、ライン川西部のRheinland-Pfalz州とSaarland州でのサービス拡大に期待しております。
小型ショベルは、コベルコの重要なラインアップの一つであり、さまざまな用途の幅広い機械を用意しております。ドイツ市場では、大型ショベルの購入を検討する前に、中小型油圧ショベルを購入されるお客様が多く、小型モデルには高い競争力が求められます。私たちは中小型ショベルのラインナップを誇りに思っており、GaLaBau展で多くの来場者とKobelco製品のメリットについて話ができることを楽しみにしています。」
GaLaBau展は、造園ガーデニング業界のデザイナー、メーカー、サプライヤーが集う国際展示会の1つです。1965年の設立以来、毎年4日間にわたり約1,300社の出展企業と65,000人の来場者を集めており、業界最新のイノベーションや開発、今後の動向を知ることのできる場となっています。
*リリース内容から判断して「ですます調」で表記しています。
コメントを投稿するにはログインしてください。