省力化技研、専用ロボットの受注拡大で増設、鹿児島県日置市と立地協定

 ㈱省力化技研(本社:鹿児島県日置市)は、自動機・専用ロボットの受注拡大に対応して生産能力の増大を図るため、本社工場を増設する。約1億5,000万円を投じて、約800㎡の建屋を建設、2019年2月に稼働させる。8月16日、鹿児島県が発表した。

 同社は、1978(昭和53)年に各種自動機及び専用ロボットの開発・製造を目的に、先代が加藤機械設計事務所として創業。その後、半導体製造装置の受注を機に社名を省力化技研に変更し、1984年に法人化、1991年に株式会社としており、現在は、精機事業部と電子部品事業部の2部門で、半導体製品を作るための専用ロボットや専用工作機器の設計・開発・製造、電子部品の製造・検査を行っている。

 同社はクライアントのオーダーによる自動化・省力化装置の開発を行うとともに、強みである設計から部品加工、組立、現地での立上げ、アフタフォローまで一貫したサービスを展開し、個人創業以来約40年間確実な歩みを続けている。

 8月7日、立地協定を結んだ鹿児島県では、「これにより、地域における新たな雇用の創出・活性化はもとより、地域経済の浮揚発展にも大きく貢献するものと期待されます」としている。

<増設工場の概要>

工場名:株式会社省力化技研自動機・専用ロボット組立工場

所在地:鹿児島県日置市日吉町日置3052-1(既存敷地内)

建物面積:776.65㎡

着工予定:2018年9月

操業予定:2019年2月

投資予定額:1億5,000万円

新規雇用者:10名

事業内容:各種自動機・専用ロボットの開発・製造(組立、調整、改造等)

生産計画:年額1億5,000万円(増設分初年度)

<株式会社省力化技研の概要>

所在地:鹿児島県日置市日吉町日置3052-1

創業:1978年7月(1984年法人化)

代表者:代表取締役社長 加藤浩晃(カトウヒロアキ)

資本金:1,000万円

敷地面積:13,400㎡

建物面積:開発棟1,100㎡、工場棟2,000㎡

従業員数:81名

事業内容:各種自動機・専用ロボットの開発・製造、製造工程の自動化・省力化システムの開発、電子部品製造

年商:21億円(2017年度)

 鹿児島県報道発表資料