北米の農業機械、7月の米国は自走式コンバインと4WDトラクタが堅調、カナダのトラクタは56%増

 Association of Equipment Manufacturers(AEM:米国機器製造業協会)が8月13日に発表した2018年7月の報告によると、トラクタとコンバインの米国全体の販売台数は、自走式コンバインと4輪駆動トラクタを中心に引き続き堅調に推移した。またカナダのトラクタは前年同月に比べて56%以上伸びた。

 AEM 農業機械データ2018年7月によると、米国での自走式コンバインの販売台数は、昨年の1〜7月の数字と比較して、前年比37%増、年率24%近くの伸びを記録した。米国の四輪駆動車の販売台数は、2017年7月と比較して7月に77.5%上昇し、2017年1月から7月にかけて年率13%近くの伸びを示した。

 7月には、2輪駆動トラクタの米国全体の販売台数は昨年より12%増加した。100HP以上の販売台数は31%の伸びを示し、40HP未満のトラクタでは16%、40〜100HPでは1.5%の減少となった。

 2018年1月〜7月には、2輪駆動トラクタのすべてのカテゴリーが2017年と比較して依然としてポジティブでした。YTD:40HP以下のトラクタ9.5%増、40〜100HP 2輪駆動トラクタ2.5%増、 ホイールドライブトラクタは5%伸びた。

 「今年7カ月間、我々は依然として有利な数字を見ている。調査の結果、今年は市場が強くなったと感じていますが、下半期について懸念が出始めています。関税と貿易は、現在のプラスの市場実績への影響の残念な不確実性と、会話を支配し続けている」とAEM上級副社長兼AGサービス担当のCurt Blades(カート・ブレード)氏は述べている。

 「40HP未満のトラクタなどの小型機器の販売は、過去数年間で成長トレンドを続けているが、2017年に始まった100HP以上の 2WDトラクタ、4WDトラクタ、自走式コンバインなど、より大規模な生産装置のために始まったより柔らかい上向きの動きによって、それらは明るいスポットになりました」と Benjamin Duyck(ベンジャミン・デュック)、AEMディレクター、マーケットインテリジェンスは述べている。

■7月の報告によると、

・米国・・・・・・先月の農業トラクタの小売販売台数は、2017年の7月に比べて12%以上増加した。

・米国での四輪駆動トラクタの販売台数は、前年同期に比べて77%以上増加した。

・米国・・・・・・自走式コンバインの販売台数も、2017年の同時期の数字と比較して37%以上の大幅な増加を見せた。

一方、自販機のコンバインドは昨年と比較して約17%の飛躍を見せた一方、農業トラクタの全カテゴリーのカナダの小売販売台数は先月16%以上増加した。

・カナダの4輪駆動トラクタの販売台数は、2017年と比べて56%以上増加した。

 ニュースリリース

 ニュースリリース北米編

 米国農業機械2018年7月実績

 カナダ農業機械2018年7月実績