タクマ、北海道の渡島廃棄物処理広域連合向け基幹的設備改良工事を受注

 ㈱タクマは7月24日、北海道北斗市などで構成する渡島廃棄物処理広域連合より、「クリーンおしま基幹的設備改良工事」を受注したと発表した。

 受注した工事は、2003年4月に稼働を開始したごみ処理施設(クリーンおしま)の長寿命化と、施設の運転に伴い発生するエネルギー起源のCO2排出量の削減を目的として、主要設備・機器の更新・改良等を行うもので、環境省の循環型社会形成推進交付金を活用した事業になる。長寿命化により安定稼働の確保を図るとともに、主要設備の省エネルギー化、エネルギー回収能力の増強等により、二酸化炭素排出量を3%以上削減する計画。

 社会インフラである都市ごみ焼却施設は、全体の約7割の施設が稼働後15年以上を経過しており、老朽化による施設の更新・延命化のニーズが高まっている。タクマは、ごみ焼却施設のパイオニアとして50年以上の経験と、国内外で累計360施設以上の豊富な実績を有しており、その中で培ってきた施設の長寿命化のノウハウと、省エネルギー技術、熱利用技術をもとに、それぞれの顧客の施設に応じた最適な長寿命化案を推進し、安心・安全な廃棄物処理の実現と循環型社会の形成に貢献していく。

<事業の概要>

発注者:渡島廃棄物処理広域連合(構成市町:北海道北斗市、松前町、福島町、知内町、木古内町、七飯町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町)

工事名:クリーンおしま基幹的設備改良工事

施設所在地:北海道北斗市館野105番地

施設規模:熱分解ガス化溶融炉 キルン方式 126t/24h(63t/24h×2炉)

契約工期:2018年5月15日~2021年3月10日

 ニュースリリース