仏メカラック、Pichonブランドの小型ホイールローダー生産を引き継ぐ

 フランスの小型建設機械メーカー、MECALAC Group(メカラック・グループ、本社:Annecy)は7月10日、同国のPICHON SA (ピション、本社:Landivisiau)が製造しているコンパクトホイールローダーの生産を2019年1月から引き継ぐと発表した。1970年設立のPICHONは、液体および固体材料の輸送および散布専用の農業機械に集中する。

 MECALACグループの子会社であるドイツの製造工場MECALAC BAUMASCHINEN(メカラック建設機械:メカラックの拠点)が製造しているMECALACの既存のホイールローダーを補完するのは、ホイールローダー6機種(26〜75馬力)。コンパクトホイールローダーは、MECALACグループの世界的なディーラーネットワークを通じ、MECALACブランドで販売される。これは、エンジンをemission stage 5(排出ステージ5)にアップグレードした後、2019年から行われる。同時に、MECALACグループとPICHONは、ホイールローダーをPICHONブランドで販売し、PICHONが農業分野で事業を維持できるよう合意した。

 MECALACグループのHenri Marchetta(アンリ・マルケッタ)社長とAlexandre Marchetta(アレクサンドル・マルケッタ)CEO、PICHONのPhilippe Pichon(フィリップ・ピション)社長と創設者のMichel Pichon(ミシェル・ピション)氏は、PICHONが 技術的にアップグレードされた機械の範囲を持つ一方、MECALACグループは製品提供を拡大することができる。この追加により、MECALACは市場でコンパクトホイールローダーの最大のサプライヤーの1つになるとしている。

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