バルメット、トルコのLila Groupに第3のAdvantageティッシュ生産ラインを供給

 フィンラドのValmet Oyj (日本語:バルメット社、本社:Espoo )は7月13日、イスタンブールから西に100km離れたトルコのティッシュメーカー、Lila Group(リラ・グループ)に完全なバルメット・アドバンテージDCT 200ティッシュラインを供給すると発表した。TM3ラインには、在庫の準備や、高効率で低エネルギー消費の生産を実現する広範な自動化パッケージなど、最新のオプションがすべて装備されている。スタートアップは2020年に予定されている。

 Valmetは、以前に2つのAdvantage DCT 200ティッシュラインを同じミルに納入した。 TM1は2007年にスタートし、2012年にはTM2を開始した。新しいティッシュラインに加えて、Lila GroupはAdvantage ViscoNipプレス構成にTM1とTM2を再構築するよう命じた。

 受注額は非公表で、Valmetの2018年第2四半期の受注額に含まれている。

 「私たちにとって、私たちの要求を理解し、効率的な生産、低エネルギー消費、高いティッシュ品質のために目標を達成できる設備を提供する能力を持つサプライヤーと協力することが重要です。私たちの経験から、私たちはValmetが私たちのニーズに合った最高の技術を提供していることを知っています。新しいティッシュマシンに加えて、プレスセクションの再構築に伴いTM1およびTM2の運用を改善することも期待しています」と、Lila GroupのOrhan Ogucu(オルハン・オグク)会長は語っている。

 「Advantage ViscoNipプレスのValmet Advantage DCT 200のコンセプトは、トルコのティッシュ市場で標準となっています。Lila Groupの拡大計画をサポートしてパートナーとして信頼され、目標を実現することを楽しみにしています」と、ValmetのEMEAセールスディレクター、Bjorn Magnus(ビョルン・マグヌス)氏は述べている。

■配送に関する技術情報

 Valmetのティッシュマシンは、在庫調整装置とAdvantageティッシュ技術を備えた完全なAdvantage DCT 200ティッシュ生産ラインで構成される。このスコープには、DCS、QCS、およびSoftnessセンサーを備えた広範な自動化パッケージも含まれる。スタートアップ、コミッショニング、トレーニングも配信の一部。新しいマシンTM3は、国内および輸出市場向けに7万トンのティッシュ製品を生産する予定。

■Lila Groupについて

 Lila Groupは、トルコのIstanbul(イスタンブール)に本社を置くトルコの大手工業企業。グループは、ティッシュペーパー、FMCG(高速移動消費財)、エネルギーおよび繊維の4つの異なる分野で事業を展開している。Corlu(チョルル)の工場は、トルコ、中東、北アフリカの単一の屋根の下で最大のティッシュ製造施設になる予定。約1,000人の従業員を雇用している。

■Valmetについて

 Valmetは、パルプ、紙およびエネルギー産業向けのプロセス技術、自動化およびサービスの世界的な開発およびサプライヤー。同社は顧客にサービスを提供する世界的なチャンピオンになることを目指している。

 Valmetの強力な技術提供には、パルプ工場、ティッシュ、ボード、紙製造ライン、バイオエネルギー生産のための発電所などがある。同社の高度なサービスとオートメーションソリューションは、顧客のプロセスの信頼性と性能を向上させ、原材料とエネルギーの有効利用を強化する。

 Valmetの2017年売上高は約31億ユーロ(約4,030億円、130億円計算)。世界中の12,000人以上のプロフェッショナルは、顧客と密接に協力し、日々顧客のパフォーマンスを向上させることに努めている。 Valmetの本社はEspoo,Finland(フィンランドのエスポー)で、その株式はナスダックヘルシンキに上場している。

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