AEM、2018年上半期の米国農業機械データを発表、上半期は全カテゴリーがプラス

 米国機器製造業協会(AEM:Association of Equipment Manufacturers)が7月10日に発表した最新データによると、米国のトラクターとコンバインの販売台数は、プラスの欄にすべての機種が含まれており、上半期はプラスとなった。

 6月の自走式コンバイン販売台数は前年同月比4%増となり、この結果、2018年上半期(1~6月)における自走式コンバインの販売台数は、前年同期比20.5%増となった。

 6月の4輪駆動トラクター販売台数は前年同月比23%増加し、2018年上半期(1~6月)は前年同期比5%増となった。

 2010年上半期の2輪駆動トラクター販売台数は、前年同期比6.5%増となった。すべてのカテゴリーがプラスとなり、40HP未満のカテゴリーでは8%増と最も高くなっている。

 2輪駆動トラクターは、100HP以上のカテゴリーで16%が増加し、40HP未満のトラクターは15%増、40~100台HPの2輪駆動トラクターは4%増となった。

 「農業機械業界は、需要の交換サイクルに向けて改善し、進んでいます。このため、トラクターの継続的な成長の機会を見出し、2018年の残りの期間の販売台数を合わせることができます」と北米Case IH副社長のScott Harris(スコット・ハリス)氏は述べている

 AEM上級副会長のCurt Blades(カルト・ブレードズ)氏は、「2018年を農業の再建年と見ており、着実に経済が改善し、税制改革がインセンティブを提供し、機械を交換する必要がある。我々は依然として関税や貿易戦争がメーカーとその顧客の安定の継続に与える影響に懸念している。最近の下院と上院の2018年の農業法案の通過が奨励されており、最終的な法案に対する協力行動を強調している。 作物保険のセーフガードやその他の規定を含めることで、農家や牧場経営者にとってビジネス上の確実性を確保することができます。」

■AEM:北米に本拠を置く国際貿易グループで、オフロードの機器メーカーやサプライヤーを代表している。世界の農業・建設関連業界に950社以上の企業と200以上の製品ラインを持っている。米国の機器製造業は130万人の雇用を支援し、毎年約1,590億ドルの経済に貢献している。

 ニュースリリース

 米国の農業機械レポート(2018年6月・上半期)