半導体、液晶、太陽電池に使用する製造装置部品の設計、製造、販売を行う㈱マルマエ（鹿児島県出水市）は10月31日、パイオニアの100％子会社、パイオニアプラズマディスプレイ（鹿児島県出水市）鹿児島工場（非稼働）の一部を取得し、マルマエの新たな事業所「出水事業所」（仮称）にすると発表した。約32億円を投じて新事業所とし、新たに３年間で120人を雇用する計画。物件引き渡しは12月22日、マルエツの事業所は2018年４月に操業開始の予定。
マルマエは2018年８月期を最終年度とする中期事業計画において半導体分野の拡大を進めているが、その一環としてパイオニアプラズマディスプレイ㈱鹿児島工場の一部を取得し、マルマエの新たな事業所として「出水事業所」（仮称）にすることにした。
現在半導体製造装置市場は、半導体製造工程の構造的な変化により3D NAND等の半導体を中心とした需要の拡大が見込まれ、新事業所の設置は、今後の事業拡大を見据え全社的な生産性と収益性の向上に寄与するとしている。
＜新事業所の概要＞
名称：株式会社マルマエ 出水事業所（仮称）
敷地面積：72,330.90 ㎡
延床面積：74,970.85 ㎡ 鉄骨造７階建て
投資総額：3,200 百万円
資金計画：自己資金および銀行借入より充当見込み
新規雇用者数：120 人
生産能力：3,000 百万円／年
注１．投資総額は土地建物の購入費、建物改築費、新設の生産設備関係等を含み３ヶ年に分けて実行する予定。
注２．新規雇用者数と生産能力は３ヶ年で達成する予定。
＜取得資産の内容＞資産の名称及び所在地 取得価額 現況
土地・建物（鹿児島県出水市）：760 百万円
改築工事 390 百万円概算
生産設備 2,050 百万円概算
合 計 3,200 百万円