村田機械、自律移動走行制御システム「It’s Navi®」搭載ロボットが「変なホテル ラグーナテンボス」で稼働開始

 村田機械(本社:京都市伏見区)は8月7日、同社が開発する自律移動走行制御システム「It’s Navi®(イッツナビ)」を搭載した自律走行式ルームサービスロボットが、8月1日に愛知県蒲郡市に開業した「変なホテル ラグーナテンボス」(H.I.S.ホテルホールディングス)で稼働を開始したと発表した。

 ルームサービスロボットは、各客室から注文を受けたお土産やアメニティグッズなどを客室ドアの前まで搬送する。到着すると解除用パスワードが客室内のタブレットに表示され、ロボット付属のタッチパネルにパスワードを入力することにより品物を取り出すことができる。客室までの搬送は、「It’s Navi®」の中核技術であるSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)機能により自動作成される建物内の環境地図を元に、最短・最適な経路を選択して自律走行する。

 「変なホテル ラグーナテンボス」では2台のロボットが稼働中で、同ホテルのフロント応接ロボットのキャラクターであるティラノザウルスをイメージした外装が施され、宿泊客に親しまれるロボットとして活用が期待されている。

 村田機械は「It’s Navi®」を搭載した、無人化・自律走行が必要とされる各種用途ロボットの実用化を展開してきた。今後も技術開発を継続し、「It’s Navi®」の機能向上とさらなる用途開発を手がけていく。

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