■1~7月累計では101.3%増の8万2,725台
現地筋によると、中国における2017年7月の油圧ショベル販売台数は6カ月連続で倍以上、前年同月比108.9%増の7,656台、うち国内は126.0%増の6,993台、輸出は15.4%増の659台となった。昨年6月から14カ月連続プラス、40%以上の高い伸びは8月から12カ月続いている。また、コマツのKOMTRAXによる機械稼働率は142.8(前年同月135.6)で同5.3%増と6カ月続けてプラスだった。
1~7月累計(国内)では前年同期比101.3%増の7万7,814台。すでに6月の段階で、2016年実績(7万320台)を上回っているが、勢いは衰えていない。
1~7月のクラス別は、小型機(13トン未満)が63%、中型機23%(13~30トン未満)、大型機14%(30トン以上)の構成。
2017年の販売台数は11~12万台に達することは確実視されている。中国の油圧ショベル保有台数は約130万台とされ、2010・11年頃の更新需要期にも入っており、政府のインフラ投資も相まって今後2~3年は安定基調で推移するとの見方もある。