JFEエンジニアリングは8月2日、清水建設との共同体により東京二十三区清掃一部事務組合から「目黒清掃工場建替工事」を受注したと発表した。同社は、既設炉の解体から新設炉(ストーカ方式・300t/日×2炉)の設計・施工までを一括で請け負う。受注額(税抜き)は476億5,800万円。
新しい施設は、現在の約2倍となる21,500kWの発電能力を有し、同社独自の燃焼技術である高温空気燃焼システムにより安定した高効率発電を行い、国内トップレベルの発電効率23.7%を実現する。
同社はこれまでクリーンプラザふじみや練馬清掃工場をはじめ、大都市の市街地と共存する都市環境プラントを多数手がけており、周辺環境に配慮した提案が高評価を得ている。今回の事業では地域に親しまれる施設になるよう、建物を現在より低くして視覚的圧迫感を感じさせない外観とする。さらに街並みに溶け込む配色を採用し、屋上および壁面の一部は緑化する。
<事業の概要>
発注者:東京二十三区清掃一部事務組合
受注者:JFEエンジ・清水建設特定建設工事共同企業体
事業名:目黒清掃工場建替工事
建設場所:東京都目黒区三田2丁目
事業内容:既設炉の解体および新施設(ストーカ式300t/日×2)の設計・施工
受注金額:476億5,800万円 (税抜き)
工事期間:2017年6月~2023年3月