SMC、静岡県沼津市で自動制御機器の開発拠点を建設

 SMCは、静岡県沼津市で自動制御機器の開発拠点「沼津技術センター(仮称)」を建設する。建設地として同市から東海大学沼津校舎跡地5,600㎡を取得する予定で、2017年7月以降に土地売買契約を締結する。具体的な建設計画は今後の検討によって策定する。
 

 同社は自動制御機器製品の研究開発から製造加工、販売までを一貫して行っている。新施設は中核的な開発拠点である筑波技術センター(茨城県つくばみらい市)の一翼を担う施設として位置づけており、建設によってオートメーション設備の高度化が進む産業界のニーズに対応した次世代製品の創出に向けて開発機能を強化する。

 建設地は東海大学による沼津校舎の閉校に伴い同大学から沼津市が無償提供を受けた同校舎跡地の一部。地域振興に資する研究開発施設などへの活用を条件として同市が実施した公募売却に同社が応募し、優先交渉権者に選ばれた。同地は東名高速道路の愛鷹スマートICから4.5km、新東名高速道路の駿河湾沼津スマートICから1.5kmの距離に位置しており、容積率が200%、建ぺい率が60%に制限されている。