住友精化、韓国工場を増設、紙おむつ材料の高吸収性樹脂の生産能力15%増

ニュースリリース
住友精化は5月30日、紙おむつなどに使う高吸水性樹脂(SAP)の生産能力を増強すると発表した。約80億円を投じて、2018年12月に韓国の工場に年産能力5万9,000トンのラインを新設し、全社の能力を15%増の44万5,000トンに引き上げる。アジアで紙おむつの需要が拡大しており、供給体制を強化する。

韓国子会社の年産能力は11万8,000トンと倍増する。韓国では昨年9月に工場を稼働させたばかり。住友精化はSAPを韓国のほか兵庫県姫路市とシンガポールで生産。フランスでも現地の化学会社に製造委託している。敷地の余裕があり、原料のアクリル酸を調達しやすいことから韓国での増産を決めた。アジア各国の生活用品メーカーに出荷する。