神鋼環境ソリューション(SKS)とIHI環境エンジニアリング(IKE)は3月27日、廃棄物処理施設関連分野における包括的業務提携契約を締結したと発表した。
両社は、地方公共団体等向けごみ焼却施設建設工事を中心とする廃棄物処理施設関連分野において、それぞれ特長ある技術を基に事業展開し、日本の環境インフラを支える重要な役割の一翼を担ってきた。一方、事業環境の将来に目を向けると、日本の人口減等に伴う市場規模の変化など、新たな経営環境に対応する必要がある。そのような中、両社は包括的業務提携に関する基本協定のもと、競争力や提案力に一層の磨きをかけるなど両社一体として強固な事業基盤を構築していくことに合意した。
なお、ごみ焼却施設に関しては、SKSは「流動床式ガス化溶融炉」、IKEは「ストーカ式焼却炉」を主力メニューとしており、製品ラインナップ充実やその他の観点からも両社は相互補完関係にあるため、最良の協業パートナーと認識している。また、包括的業務提携を機に両社の強みや特長を最適融合しつつ、企業価値を向上させるとしている。
<包括的業務提携の内容> ▽販売活動の一体運営体制の構築・運用▽共同受注案件の共同遂行▽ライセンスの相互許諾▽共同研究開発の実施、等