・27年12月稼働へ
精密機械加工部品を手掛ける土橋製作所(山梨県笛吹市)は、宮城県大和町の第一仙台北部中核工業団地内に新工場を建設する。2月18日、同社、宮城県、大和町の3者で新工場建設に関する立地協定を締結した。2027年12月の操業開始を予定しており、半導体製造装置関連の中小型部品の生産体制を東北で構築する。
新工場は、山梨県笛吹市の本社工場に次ぐ第2の生産拠点となる。半導体市場の拡大を見据え、複数拠点化によって事業継続性(BCP)を高めるとともに、顧客への安定供給体制を強化する。
建設地は約2万㎡の敷地で、鉄骨造・一部2階建て、延べ床面積約3,230 ㎡の工場棟を建設する。土地・建物などを含む初期投資額は約20億円。操業開始時の従業員は約10人を予定し、2032年度には約80人規模まで拡大する計画。
生産品目は半導体製造装置関連の精密加工部品。宮城県大和町に主力拠点を置く東京エレクトロン宮城をはじめ、宮城県・岩手県内の半導体製造装置メーカー向けに供給する。これにより同社の全体生産能力は従来比で2倍以上に拡大する見込み。
また、新工場では産業機器設備の設計・製作も手掛け、東北地域での顧客開拓を進める方針。敷地には将来的な工場棟の増設余地も確保しており、需要動向に応じた段階的な能力増強を視野に入れる。
東北は半導体製造装置や関連サプライヤーの集積が進む地域であり、今回の新工場建設は地場サプライチェーンの強化にもつながる。地域雇用創出とともに、半導体関連産業の裾野拡大への波及効果が期待される。
<プロジェクト概要>
所在地:宮城県黒川郡大和町・第一仙台北部中核工業団地内
事業主体:株式会社土橋製作所
投資額:約20億円
敷地面積:約2万260 ㎡
延床面積:約3,230 ㎡
構造:鉄骨造・一部2階建て
主な生産品目:半導体製造装置関連の中小型精密加工部品
操業開始予定:2027年12月
雇用計画:操業時約10人、2032年度約80人規模へ拡大予定