技研施工(高知市)が2月13日、2月1日に経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されたと発表した。圧入技術を核とした事業変革にデジタルを本格的に融合させ、建設分野における新たな価値創出を加速する。
DX認定制度は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、企業がデジタル技術を活用して自らのビジネスを変革する体制を整えているかを評価するもの。経営者に求められる対応事項をまとめた「デジタルガバナンス・コード」の基本項目に適合する事業者が認定される。同社は、デジタルビジョンや戦略、具体的施策を策定・公表し、推進体制を構築している点が評価され、「DX-Ready(デジタルで自社ビジネスを変革する準備が整った状態)」と認められた。
同社は創業以来、「公害対処企業」として無振動・無騒音を特長とする圧入技術を軸に、建設公害や自然災害などの社会課題解決に取り組んできた。従来工法に依存してきた建設業界の構造改革を目指す「工法革命」を掲げ、環境と文明が共生する持続可能な社会の実現を志向している。
現在はその次の段階として、圧入技術の優位性をデジタル技術で最大化する「デジタル革命」を推進。施工データの高度活用やプロセスの最適化により、課題解決のスピード向上と適用分野の拡大を図る。今回の認定取得を追い風に、デジタル施策を一段と加速させる構えだ。
技研グループは、圧入原理を世界で初めて実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を製造・開発。同機は無振動・無騒音、省スペース施工、仮設レス化を実現し、地震・津波・洪水などに耐える粘り強いインフラの迅速構築を可能にする。圧入技術は国土防災やインフラ整備分野で評価され、採用実績は40以上の国・地域に広がっている。
同社は「デジタル革命をスピード感を持って推し進め、建設の新しい価値を創出することで、サステナブルな社会の実現に貢献していく」としている。
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