日精ASB、25年10~12月決算は増収増益で最高益更新、北米と金型好調

日精エー・エス・ビー機械は2月13日、2026年9月期第1四半期(2025年10~12月)の連結決算を発表した。売上高は113億4,100万円(前年同期比20.1%増)、営業利益は25億8,600万円(同25.7%増)、経常利益は27億3,500万円(同11.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億9,900万円(同11.0%増)だった。1株当たり四半期純利益(EPS)は126円70銭(前年同期は114円14銭)。各段階利益は第1四半期として過去最高を記録した。

世界経済は欧米の金融緩和継続の一方、米国の通商・関税政策への警戒感から先行き不透明感が高まった。米国は個人消費が底堅いものの設備投資には慎重な姿勢が見られ、欧州は利下げ効果が限定的で回復は緩慢、中国は不動産不況と外需悪化により停滞が続いた。一方、インドは旺盛な内需と製造業振興策を背景に高い成長を維持した。

こうした環境下、当社グループは期中にドイツで開催された世界最大のプラスチック展示会「K2025」を始めとした主要展示会で獲得した引き合いを着実に契約につなげた結果、受注高は154億1,900万円(前年同期比23.6%増)と四半期として過去最高を記録し、受注残高も213億1,200万円(前年同期末比0.4%減)と過去2番目の好成績となった。

利益面では、売上規模の増加に加え製品・地域ミックスに恵まれた結果、展示会の一過性費用を吸収し大幅増益となった。売上総利益は54億5,300万円(同23.3%増)、営業利益は25億8,600万円(同25.7%増)と大幅に伸長した。

製品別では、ストレッチブロー成形機の受注高が84億7,000万円(前年同期比38.9%増)と四半期として過去最高を記録した。好調な中小型機と堅調な大型機が寄与した。売上高は54億500万円(同18.3%増)となった。金型は旺盛なプラスチック容器需要を背景に全世界で堅調に推移し、受注高は45億1,400万円(同7.4%増)、売上高は37億900万円(同28.7%増)といずれも四半期として過去最高を記録した。部品その他も保守・サービス需要が全世界で高まっており、受注高は16億3,300万円(同10.3%増)、売上高は16億300万円(同12.2%増)といずれも過去最高となった。

地域別では、米州は中南米市場が米国政権の通商・関税政策の影響により国ごとに濃淡があるものの全体として堅調に推移した。北米市場は旺盛な購買力を背景とした実質的な需要増加に加え、関税コストの一部を価格に転嫁したことにより、受注高は56億6,100万円(前年同期比33.6%増)と四半期として過去最高、売上高は37億3,200万円(同24.8%増)と高水準となった。セグメント利益は関税コストの一部負担や展示会費用の増加により2億800万円(同57.5%減)と減益となった。

欧州は経済環境に不透明感が見られるものの、生活必需品に根差した当社製品の需要は底堅く、ビジネス活動は欧州全域で活発に推移した。受注高は28億7,800万円(同19.9%増)、売上高は23億9,300万円(同48.6%増)といずれも四半期として過去最高となった。セグメント利益も増収効果等により展示会費用を吸収し4億900万円(同68.7%増)と増益となった。

南・西アジアは東南アジア市場が市況回復に時間を要しているものの、インド及び中東市場が好調に推移した結果、受注高は45億2,600万円(同15.6%増)と四半期として過去最高となった。売上高も主にインド市場が好調に推移した結果、33億6,400万円(同14.4%増)と最高水準を維持し、セグメント利益は7億6,100万円(同51.9%増)と増益となった。
東アジアは中国の設備投資需要に未だ陰りがみられるものの、生活必需品に根差した金型需要が域内で堅調に推移した結果、受注高は23億5,300万円(前年同期比22.4%増)と増加した。一方、売上高は中国向け機械の出荷減少、日本向け大型機の出荷減少等により18億5,100万円(同2.5%減)と減少した。セグメント利益は製品ミックスの改善等により22億6,300万円(同22.0%増)と増益となった。

■ 2026年9月期通期の連結業績予想

2026年9月期通期の連結業績予想については、売上高468億円(前期比7.2%増)、営業利益115億円(同8.1%増)、経常利益116億円(同6.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益81億円(同4.6%増)、1株当たり当期純利益540円32銭を据え置いた。

なお、同社は4月1日付で代表取締役の異動を予定している。青木大一氏が取締役に、青木高太氏が代表取締役会長に就任する。​​​​​​​​​​​​​​​​

日精エー・エス・ビー機械の2026年9月期第1四半期決算短信

 

決算補足資料