工作機械大手のソディックは2月13日、2025年12月期の連結決算を発表した。売上高は805億7,200万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は42億2,400万円(同89.4%増)、経常利益は52億3,100万円(同44.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億1,400万円(同9.7%増)となった。1株当たり利益は89.19円(前期81.06円)だった。
世界経済は米国の関税政策や中国の内需低迷、欧州経済の停滞など不透明な状況が続いたものの、同社は構造改革の効果を着実に積み上げた。中国市場では蘇州工場から厦門工場への生産集約を進め、工場稼働率の向上と生産規模の適正化を実現。これらの改革効果が営業利益の大幅増加に寄与した。
■ 事業セグメント別業績
事業セグメント別では、工作機械事業の売上高が583億3,200万円(前年同期比13.6%増)、セグメント利益は54億6,500万円(同20億1,800万円増)となった。日米欧での自動車関連需要の低迷が続く一方、中国でのスマートフォンやデータセンター向け光コネクタ、電子部品、半導体向けの需要が好調に推移。航空宇宙関連の需要も堅調だった。
産業機械事業は売上高97億3,000万円(同1.8%増)、セグメント利益5億1,800万円(同3億400万円減)。データセンター向け光コネクタやコンタクトレンズの需要は継続したが、高付加価値モデルへのシフトに伴う人件費や研究開発費の増加が利益を圧迫した。
食品機械事業は売上高69億5,200万円(同9.7%減)、セグメント利益9億8,100万円(同1,100万円増)。中国での無菌包装米飯製造装置の販売が競争環境の変化により低下したものの、利益貢献度の高い製品の販売により増益を確保した。
■ 2026年12月期の業績予想
2026年12月期の業績予想は、売上高885億円(前期比9.8%増)、営業利益55億円(同30.2%増)、経常利益60億円(同14.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益51億円(同13.0%増)を見込む。想定為替レートは対米ドル155円、対ユーロ180円。同社は2026年から2029年を対象とした中期経営計画で、売上高1,000億円、営業利益100億円などの目標を掲げており、具体的施策は5月以降に発表予定としている。
配当については、2025年12月期は中間14円、期末15円の年間29円を予定。2026年12月期は設立50周年を記念し、中間20円(うち記念配当6円)、期末15円の年間35円を計画している。
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