
建設機械メーカーの日工は2月13日、2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)の連結決算を発表した。売上高は311億5,800万円で前年同期比5.8%減、営業利益は10億9,700万円で同29.1%減、経常利益は13億9,100万円で同25.6%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億8,700万円で同13.7%減となった。1株当たり四半期純利益は25円64銭だった。
当第3四半期の世界経済は、米国の通商政策や中国における不動産不振、消費の伸び悩みが重荷となり、全体として景気の持ち直しは力強さを欠く状況が続いた。国内経済は賃上げの進展等による個人消費の下支えに加え、設備投資や雇用環境の持ち直しがみられるなど底堅く推移したものの、エネルギー・資材価格の高止まりや円安進行、米国における関税率引き上げの動きに伴う先行き不透明感の高まりなど、内外の事業環境には不確実性が残った。
主力のアスファルトプラント関連事業とコンクリートプラント関連事業は、引き続きメンテナンスサービスを中心に堅調に推移した。新規受注についてもアスファルトプラントの省エネ支援制度を活用した旺盛な更新需要を着実に取り込み、安定的に確保している。上期に遅れが生じたものの、下期に売上が偏重する季節性も踏まえ、第3四半期にかけて挽回が進み、売上高・損益ともに第2四半期と比較して前年同四半期比のマイナス幅は縮小した。
■ セグメント別の業績
セグメント別の業績をみると、アスファルトプラント関連事業は売上高が112億3,400万円で前年同期比12.0%減となった。国内のメンテナンス事業の売上高は前年同期比で増加したが、国内の製品の売上高および海外の売上高が前年同期比で減少した。ただし、当第3四半期累計期間における受注高、受注残高は前年同期比で増加している。
コンクリートプラント関連事業の売上高は103億3,000万円で前年同期比13.5%増となった。国内の製品の売上高およびメンテナンス事業の売上高がいずれも前年同期比で増加した。当第3四半期累計期間における受注高、受注残高は前年同期比で減少した。
環境及び搬送関連事業は、環境製品及び搬送製品の売上高が前年同期比で増加し、売上高は27億6,900万円で前年同期比17.1%増となった。受注高、受注残高は前年同期比で増加している。
破砕機関連事業は、破砕機製品の売上高が前年同期比で減少し、売上高は9億7,800万円で前年同期比39.1%減となった。受注高、受注残高は前年同期比で増加した。
製造請負関連事業は、製造請負製品の売上高が前年同期比で減少し、売上高は22億1,200万円で前年同期比43.2%減となった。受注高、受注残高は前年同期比で減少している。
その他の事業では、土農工具の売上高は前年同期比で増加したが、仮設機材の売上高は前年同期比で減少した。この結果、売上高は36億3,400万円で前年同期比8.7%増となった。受注高、受注残高は前年同期比で増加した。
■ 通期の連結業績予想
2026年3月期通期の連結業績予想については、2025年5月14日に公表した業績予想数値から変更はない。売上高は510億円で前期比3.7%増、営業利益は30億円で同8.4%増、経常利益は31億円で同0.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益は21億円で同4.5%増を見込んでいる。1株当たり当期純利益は54円65銭を予想している。
同社は配当について、2026年3月期の年間配当金を1株当たり34円(中間配当17円、期末配当17円)とする予想を据え置いた。
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