加藤製作所、インドACEと合弁設立、出資額・出資比率を決定

・移動式クレーン現地生産で海外展開加速

加藤製作所は2月13日、インド共和国で設立を予定している合弁会社への出資額および出資比率を取締役会で決定したと発表した。現地最大手のクレーンメーカー、アクション・コンストラクション・エクイップメント(Action Construction Equipment Ltd.、以下ACE)と出資契約を締結し、2026年4月の事業開始を目指す。

新会社名は「ACE KATO Pvt.Ltd.」で、資本金は20億インドルピー(約34億円)。加藤製作所とACEの折半出資とし、加藤製作所は10億インドルピー(約17億円)を出資、出資比率は50%とする。本社所在地はインド・ハリヤナ州。トラッククレーン、クローラクレーン、ラフテレーンクレーンなど移動式クレーンの生産を手掛ける。

今回の合弁は、ACEが現在展開する大型クレーン事業を基盤に、インド国内および海外市場向けに移動式クレーンの生産を継続・拡大することを目的とするもの。インドは世界最大の人口を抱え、インフラ投資や都市開発の進展を背景に建設機械需要の拡大が続いており、同国内に生産・販売拠点を確立することで旺盛かつ安定した需要の取り込みを図る。

加藤製作所は、2026年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画で「成長戦略の推進と有効投資」を基本方針に掲げ、海外売上高比率の段階的な拡大を目標としている。インド市場での事業基盤構築はその中核施策の一つであり、将来的には同社が培ってきた技術を合弁会社へ供与することで、性能と価格の両面で競争力を高め、アジアや中東周辺諸国など新興市場での販路拡大につなげる考えだ。

今後のスケジュールは、2026年3月にACEとの出資・株主間契約を締結し、同年4月に合弁会社を設立、事業を開始する予定。現時点では連結業績への影響は軽微としているが、重要な影響が判明した場合は速やかに開示する。

パートナーのACEは1995年設立。本社はハリヤナ州。クレーン、建設機械、農業機械などを製造・販売し、ボンベイ証券取引所およびインド国立証券取引所に上場している。2025年3月期の売上高は342億7,400万インドルピー。インド国内で強固な販売網とブランド力を持つ企業として知られる。

加藤製作所は今回の合弁を通じ、インド市場でのプレゼンスを高めるとともに、グローバル市場での競争力強化と収益基盤の拡充を図る方針。

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