コネクレーンズ(Konecranes) :2026年2月11日
コネクレーンズは、日立エナジー(Hitachi Energy)がスウェーデン・ルドビカで進める変圧器工場拡張計画向けに、天井クレーン24基を受注したと発表した。受注は2025年9月に行われ、納入・据付は2026年3月から9月にかけて段階的に実施される予定。
今回納入するのは、「コネクレーンズSシリーズ(Konecranes S-series)」12基と「コネクレーンズCXT天井クレーン(Konecranes CXT overhead crane)」12基の計24基。新設される延床面積2万㎡の生産棟および試験ホールに設置され、変圧器部品や材料の安全かつ効率的なハンドリングを担う。
各クレーンには、安全性と生産性向上を目的に、加減速を滑らかに制御する可変周波数ドライブ、部品の正確な位置決めを可能にする高精度ロードポジショニング制御、施設の運用要件に合わせた高度制御システムを搭載する。
さらに、Sシリーズに採用される合成ロープは、巻上げロープやシーブ、ドラムからの金属粉の発生や油滴の垂れを防止する特長を持つ。加えて、落下物保護機能なども備え、変圧器製造に求められる高い清浄度環境の維持と、精密部品の確実なハンドリングを両立する。
日立エナジーのフレドリック・ヴェストブロ氏(Fredrik Vestbro、ルドビカ変圧器拡張プロジェクトマネージャー)は、「コネクレーンズの専門知識と革新的ソリューションは、ルドビカ拡張計画における理想的なパートナーだ。信頼性と品質へのコミットメントは、安全で効率的かつ持続可能な操業という当社の方針を支える」とコメントした。
また、コネクレーンズのヨアキム・ダールバッカ氏(Joakim Dahlbacka、産業機器部門セールスエンジニア)は、「Sシリーズの合成ロープは変圧器製造に特に適しており、金属粒子や油滴の発生を排除できる。これは清浄環境の維持に不可欠であり、同時に繊細な部品を扱うための精密制御を実現する」と述べている。
コネクレーンズは、デジタル化や技術開発への投資を通じてマテリアルフローの効率化を推進し、脱炭素化や循環型経済、安全性向上を支援するソリューションを展開している。
■会社概要
コネクレーンズ(Konecranes)は、幅広い産業分野に向けてマテリアルハンドリングソリューションを提供するグローバル企業。世界50カ国以上で約1万6,500人を擁し、2025年のグループ売上高は42億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki、証券コード:KCR)に上場している。