IHI、連結子会社の寿鉄工を常石鉄工へ譲渡

・舶用・大型鋼構造物分野でのシナジー創出を狙う

IHIは2月2日、連結子会社である寿鉄工の全株式を、常石鉄工へ2月1日付で譲渡したと発表した。脱炭素化を背景に事業環境が大きく変化する中、寿鉄工の競争力強化と成長に向けた最適な事業体制を検討した結果、造船・海運分野で強固な事業基盤を持つ常石グループ傘下への移管が最適と判断した。

寿鉄工は、IHIグループにおいて大型舶用エンジンや石炭焚きボイラ事業に関連する大型鋼構造物の製造を担ってきた。一方で、世界的な脱炭素の流れにより燃料転換や事業構造の変化が進み、同社を取り巻く外部環境は大きく転換点を迎えていた。

譲渡先の常石鉄工は、造船・海運事業を中核とする常石グループの一員として、国内トップクラスの舶用軸の機械加工をはじめ、船体ブロック、船尾骨材などの鋼構造物、各種艤装品やパイプ一品管の製作を手掛ける。常石造船および海外の造船事業現地法人向けの供給や艤装工事も担っており、舶用分野における一貫体制を強みとする。

IHIは、寿鉄工の株式を常石鉄工へ譲渡することで、両社の技術・製造ノウハウを融合し、製品・サービスの付加価値向上を図るとともに、持続的な成長につながるシナジー効果が期待できるとしている。なお、本株式譲渡が2026年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微としている。

<プロジェクト概要>
事業内容:寿鉄工(大型鋼構造物・圧力容器製造)の全株式譲渡
譲渡日:2026年2月1日
譲渡元:IHI
譲渡先:常石鉄工(常石グループ)
狙い:舶用・大型鋼構造物分野でのシナジー創出と事業競争力の強化
業績影響:2026年3月期連結業績への影響は軽微

ニュースリリース