芝浦機械、床上形横フライス中ぐり盤「BSF-150C」2台による対向加工システムを開発

・大型建機用旋回フレームの全加工に対応、加工時間半減と自動化・省人化を実現

芝浦機械は1月23日、床上形横フライス中ぐり盤「BSF-150C」2台を対向配置した生産システムを開発したと発表した。建設機械メーカーのタダノ丸亀工場向けに受注したもので、クラス最大級となる大型建機用旋回フレームの全加工に対応する。対面同時加工により、従来4工程を要していた4面加工を2工程に集約し、加工時間の大幅短縮と自動化・省人化を図る。

同システムは、「BSF-150C」2台を向かい合わせに配置し、ワークの対面加工を同時に行う構成が特徴。これにより、割出回数を従来の半分に抑えることができ、段取り時間を含めたトータルの加工効率を高める。自動計測機能やワーク種共有の専用治具を組み合わせることで、大型部品加工における作業負荷の軽減と安定した品質確保を両立した。

■対向システムの主な特徴

生産効率向上・加工時間短縮
2台の「BSF-150C」による対面同時加工により、通常4工程を要する4面加工を2工程で完結。加工時間を大幅に短縮できる。さらに、2基のパレットチェンジャーを備え、大量生産から多品種少量生産まで柔軟に対応する。

■高精度加工
高剛性・高精度を特長とする「BSF-150C」を採用。対面で同芯度が求められる加工では、対面同時加工により、単体機での180度割出加工に比べ、より高い加工精度を確保できる。

■ニーズに応じた自動化対応
多品種少量生産に対応したスケジュール運転機能を搭載。専用操作盤から加工スケジュールを容易に設定でき、生産計画に応じた最適運転を実現する。

■省人化・無人運転
加工機2台とパレットチェンジャーを工程ごとに自動連動。ワークをパレットにセットするだけで、スケジュールに基づく無人加工が可能となり、省人化と作業者負担の軽減に寄与する。

■今後の展望

芝浦機械は今回の対向システムを皮切りに、門形マシニングセンタ、横中ぐり盤、立旋盤、特殊機など幅広い工作機械の実績を活かした生産システム提案を強化する方針。今後は、ソフト開発による加工自動化や付帯装置との連携による搬送自動化、複数機種を組み合わせた生産ライン構築など、顧客ニーズに応じたシステムソリューションの拡充を進める。

ニュースリリース