カミンズ、メリター(Meritor)の新型エアディスクブレーキパッド「MFLEX4™」を投入

・4種キャリパー対応でクラス8市場の約7割をカバー

カミンズ(Cummins):2026年1月21日

カミンズは1月20日、ヘビーデューティー向けアフターマーケットを対象とした新型エアディスクブレーキパッド「メリター MFLEX4™(Meritor MFLEX4™)」を発表した。耐久性、汎用性、幅広い適合性を重視して設計した特許出願中の製品で、北米商用車市場における整備効率と部品管理の最適化を狙う。

MFLEX4™は、ベンディックス ADB22X(Bendix® ADB22X®)、ヘンドリクソン MAXX22T(Hendrickson MAXX22T™)、ワブコ MAXXUS(WABCO MAXXUS™)、ワブコ PAN22(WABCO PAN22™)の4種類の主要エアディスクブレーキキャリパーに対応する。業界データに基づくと、クラス8トラックおよびトレーラー市場の最大約70%をカバーできると推定され、幹線輸送(ラインホール)から過酷用途(シビアサービス)まで幅広い用途に適合する。

同製品は、サービスの簡素化と在庫管理の効率化を重視した設計が特長。SKU点数の削減による在庫の簡素化に加え、メリター独自のポジティブ・パッド・リトラクション(PPR)スプリングを採用し、通常運用条件下での燃費向上やローターおよびパッド寿命の延長に寄与するという。摩擦材はラインホール用とシビアサービス用の2種類を用意し、いずれも純正(OE)基準を満たす、または上回る性能を確保した。

価格面では、4種類のキャリパーすべてで統一価格を設定し、コストの予見性を高めた。保証は1年間の限定保証が付帯し、ベンディックス ADB22X(Bendix® ADB22X®)キャリパーの既存保証も継続適用される。さらに、各キットには取付に必要な部品を一式同梱し、整備作業の効率化を図っている。

開発は、旧メリター(Meritor)を前身とするカミンズ・ドライブトレイン&ブレーキシステムズ(Cummins Drivetrain and Braking Systems)が担当。純正およびアフターマーケットの双方で培ったブレーキ技術を生かし、広範な適合性と運用効率の両立を実現した。

北米アフターマーケット統括ゼネラルマネージャーのジェイソン・ソイカ(Jason Soika)氏は、「MFLEX4™は、適合の複雑さ、部品点数の増加、サービス効率といった現場の課題に直接応える技術者フレンドリーな製品だ。純正の知見とアフターマーケットの洞察を融合し、販売店やディストリビューターの業務効率化と、フリートの稼働率最大化に貢献する」とコメントしている。

MFLEX4™は、北米のメリター(Meritor)アフターマーケット販売網を通じて供給する。詳細や注文は、専用サイト「メリターパーツエクスプレス(MeritorPartsXpress.com)」で受け付ける。

カミンズ(Cummins)は1919年創業のグローバルパワー企業。エンジン、コンポーネント、流通、パワーシステム、アクセレラ・バイ・カミンズ(Accelera™ by Cummins)の5事業を展開し、先進ディーゼルや代替燃料、電動・ハイブリッドパワートレイン、アクスル、ブレーキ、ゼロエミッション技術など幅広い製品群を提供する。2024年の売上高は341億ドル、純利益は39億ドル。脱炭素戦略「デスティネーション・ゼロ(Destination Zero)」の下、エネルギー転換を支援している。

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