米JLG、超小型シザーリフト新機種「ES2632M」を投入

・泥濘地や砂地、傾斜地など過酷な地盤条件での作業効率向上を狙う

JLG(JLG Industries, Inc.) :2026年1月22日

高所作業車大手のJLGは、マイクロサイズ・シザーリフトの新モデル「JLG ES2632M」を発表した。狭小かつ厳しい作業環境での生産性向上を目的としたコンパクトモデルで、同社のマイクロサイズ・シザーリフトのラインアップを拡充する。

JLGは、オシュコシュ(Oshkosh Corporation)傘下の企業で、高所作業車(MEWP)やテレハンドラの世界的メーカー。今回の新製品投入は、同社がシザーリフト製造50周年を迎える節目の取り組みとなる。新型ES2632Mは、2026年3月3~7日に米ラスベガスで開催される建設機械展示会「コネクスポ・コンアグ(CONEXPO-CON/AGG)」に出展される予定(ノースホール、ブースN12308)。

JLGは1969年、ジョン・L・グローブ(John L. Grove)氏により設立され、1970年に初のブームリフトを市場投入。1976年には、エンジン駆動式シザーリフト「シザー15S(Sizzor 15S)」を発売し、高所作業機器分野での技術革新と安全性向上を牽引してきた。

新モデルES2632Mは、ES1330M、ES1530M、ES1930Mに続くマイクロサイズ・シザーリフトの一機種として位置付けられる。屋内最大作業床高さ25フィート6インチ(約7.8m)、最大積載荷重600ポンド(約272kg)を確保しながら、車幅32インチ(約813mm)というスリムな設計を実現。屋内外を問わず、狭所作業での高い機動性と作業性を両立した。

混雑した現場での効率向上を狙い、標準ドアを通過可能なクイックフォールド式ガードレール、正確な取り回しを可能にするゼロ旋回半径設計、床面保護に配慮した液漏れ防止システムを標準装備。さらに、JLG独自の「プログレッシブ・エレベーテッド・ドライブ(Progressive Elevated Drive)」「バリアブル・ティルト(Variable Tilt)」「クリアスカイ・スマートフリート(ClearSky Smart Fleet)」といった車載テクノロジーにより、稼働率向上や操作性改善、車両管理の高度化を支援する。

オプションとして、プラットフォーム高さを約19.5インチ拡張できるミッドレール一体型デッキも用意し、用途の幅を広げる。

JLGのミルコ・ネグリ(Mirco Negri)上級プロダクトマネージャー(コンパクト機器担当)は、「初のシザーリフト投入から50年を経た現在も、安全性と生産性を高めるという理念は変わらない。ES2632Mは、現代の作業現場の実情に即した革新的ソリューションだ」とコメントしている。

JLGは今後も、電動化やインテリジェント技術を軸に、高所作業機器分野での製品競争力強化を進める方針だ。

■会社概要
・JLG(JLG Industries, Inc.)は、高所作業車を中心としたアクセス機器の設計・製造・販売を手掛ける世界有数のメーカー。主力製品は、JLGブランドの高所作業車(モバイル・エレベーティング・ワーク・プラットフォーム:MEWP)をはじめ、JLGおよびスカイトラック(SkyTrak)のテレハンドラ、ロータリーテレハンドラ、各種アタッチメントなど。米オシュコシュ(Oshkosh Corporation)グループに属し、建設、産業、インフラ分野向けに高い安全性と生産性を備えた製品を世界市場に供給している。

・オシュコシュ(Oshkosh Corporation)は、特殊車両・専用機械のグローバルメーカーで、建設、消防・救急、軍需、空港、物流など幅広い分野で事業を展開。世界150カ国以上で製品を販売しており、JLGのほか、ピアース(Pierce)、マクネイラス(McNeilus)、IMT、ジェリーダン(Jerr-Dan)など複数の専門ブランドを擁する。

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