欧州建設機械委員会(CECE)、フィル・レイトン氏が新会長に就任

・欧州建設機械業界の脱炭素化推進や国際競争力強化を掲げ、2026~27年の2年間を指揮

欧州建設機械委員会(CECE、 Committee for European Construction Equipment):2026年1月21日

欧州建設機械委員会(CECE)は1月21日、フィル・レイトン(Phil Layton)氏が2026年1月1日付でCECE会長に就任したと発表した。任期は2026年から2027年までの2年間。

レイトン氏は、英国のCECE加盟団体である建設機械協会(CEA:Construction Equipment Association)を代表する立場での就任となる。世界有数の建設機械メーカーであるJCB(ジェーシービー)において、テクニカルサービスディレクター(Technical Service Director)を務めている。

同氏は、エンジニアリング、製造、国際市場分野で30年以上の経験を有し、JCBでは先端エンジニアリング、電動化・制御技術、プロジェクトマネジメント、グローバルエンジニアリングオペレーションなど、幅広い分野で要職を歴任。インド駐在も3年間経験しており、技術的知見と国際的視野を兼ね備えた経営者として知られる。

CECE会長としてレイトン氏は、①建設機械分野における脱炭素化への貢献強化、②国際貿易の支援、③欧州の建設機械メーカーが競争力を維持できる規制環境の確立を重点課題に掲げる。2年間の任期中には、定量的な目標設定と、具体的な成果の創出を重視する方針だ。

レイトン会長は「欧州の建設機械業界には、実行可能で明確なルールと、強いグローバルな視点が必要だ」とコメント。「CECEは、脱炭素化、開かれた市場、イノベーションを支援するとともに、政策立案者に対して実務に根差した業界主導の解決策を提供する重要な役割を担っている」と述べている。

政策面では、欧州委員会(European Commission)が準備を進める2つの重要案件――①建設機械の公道走行に関する二次法令、②機械規則(Machinery Regulation)の実施に向けたガイダンス文書――の早期公表を積極的に支援する方針。これらはCECE単独で決定できるものではないものの、EU機関との連携を一段と強化し、実現を後押しする考えだ。

レイトン体制下の重要な節目として、2026年10月27~29日にロンドンで開催予定の「CECEコングレス2026(CECE Congress 2026)」が挙げられる。同会合には、業界リーダーや政策担当者、国際的なパートナーが集い、欧州建設機械産業の将来像について議論する場となる見通し。

(写真説明)2026~2027年任期のCECE会長に就任したフィル・レイトン氏(Phil Layton)

■CECE概要:欧州建設機械委員会(CECE:Committee for European Construction Equipment)は、欧州各国の業界団体を通じて、建設機械および鉱山機械メーカー約1,200社の利益を代表する業界団体。加盟メーカーの年間売上高は約590億ユーロに達し、生産量の多くを輸出。約30万人を雇用している。高い生産性と環境負荷低減を両立する機械の開発に継続的に投資しており、効率性、安全性、高精度技術を強みとする。

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