・日産4,000トン×2系列の大規模計画、FEED段階でPDPを提供へ
東洋エンジニアリング(TOYO)は1月22日、ナイジェリアで計画されている世界最大級の尿素プラント向けに、同社の尿素合成および造粒技術ライセンスが採用されたと発表した。アフリカにおける大規模肥料プロジェクトで、同社の尿素技術が中核を担う。
今回採用されたのは、ナイジェリア連邦共和国の化学肥料メーカー、BUAケミカルズ(BUA Chemicals Limited)が計画する尿素プラント。日産4,000トン規模の設備を2系列備える世界最大級の計画で、現在はFEED(基本設計)段階にある。
東洋エンジニアリングは、将来的な正式ライセンス供与を前提に、尿素合成および造粒ライセンサーとして、プロセス設計の中核となるプロセス・デザイン・パッケージ(PDP)を提供する。PDPには、プロセスフロー図や配管計装図(P&ID)、主要機器データなど、プラント建設の基盤となる設計情報が含まれる。
世界的な人口増加を背景に、食糧増産に向けた肥料需要は中長期的に拡大が見込まれており、アフリカを含む各地域で肥料プラントの新設計画が相次いでいる。東洋エンジニアリングは、これまでに世界で110件を超える自社尿素技術のライセンス供与およびプラント建設実績を有し、アフリカ地域では日産4,000トン級の尿素プラントで4件の採用実績を持つ。
本プロジェクトでは、同社の省エネルギー型尿素合成技術「ACES21(ACES21™)」と、噴流流動層方式による大粒尿素造粒技術を適用。これにより、プラント建設コストの低減と運転条件の最適化を図るとしている。
東洋エンジニアリングは、尿素技術ライセンサーとして培ってきた技術力を通じて、ナイジェリアにおける食糧供給の安定化に貢献するとともに、今後もアフリカおよび世界各国で高まる肥料生産ニーズに応えていく方針だ。
<プロジェクト概要>
契約先:BUAケミカルズ(BUA Chemicals Limited)
ライセンサー:東洋エンジニアリング
建設計画地:ナイジェリア アクワ・イボム州 イベノ地方政府区域
対象設備:尿素プラント(日産4,000トン×2系列)
プロジェクト段階:FEED(基本設計)
役務内容:プロセス・デザイン・パッケージ(PDP)作成