ショベル・ローダー除く中国の建設機械、2025年は明暗分かれる展開

・クレーン車や路面機械は堅調も高所作業機器は苦戦

中国工程機械工業協会が1月16日に発表した2025年12月の建設機械販売速報(ショベル・ローダーは先に発表)によると、主要製品の多くで前年同月比プラスを記録したものの、製品カテゴリーによって市場の明暗が分かれる結果となった。

■クレーン関連は総じて好調
クレーン関連では、トラッククレーンが2025年通年で1万9,974台(前年比1.39%増)を販売。12月単月では1,911台(同38.1%増)と大幅な伸びを示した。国内販売が886台(同39.1%増)、輸出が1,025台(同37.2%増)とバランスの取れた成長を見せている。
クローラクレーンは通年で3,415台(同30.1%増)を記録し、好調を維持。12月単月では385台(同68.1%増)と顕著な伸びを示した。特に国内販売が131台(同95.5%増)と倍近い成長率となった。
トラック搭載型クレーンも通年で2万6,006台(同11.1%増)、12月単月で2,664台(同35.2%増)と堅調に推移した。
一方、タワークレーンは通年で5,178台(同30.7%減)と苦戦。国内販売が2,726台(同50%減)と半減したが、輸出は2,452台(同21.9%増)と健闘した。

■路面機械は輸出主導で成長
モーターグレーダーは通年で8,360台(同8.35%増)を販売。輸出が6,892台(同4.31%増)と全体の82%を占め、輸出主導の構図が鮮明となった。
ロードローラーは通年で1万7,434台(同23%増)と好調。12月単月では1,343台(同25.6%増)を記録し、輸出が906台(同29.4%増)と牽引役となった。
アスファルトフィニッシャーは通年で1,547台(同24.8%増)。ただし12月単月では107台(同11.6%減)と減少に転じた。

■フォークリフトは130万台超の大台
産業車両では、フォークリフトが通年で145万1,768台(同12.9%増)と過去最高水準を記録。国内販売が90万6,812台(同12.6%増)、輸出が54万4,956台(同13.4%増)とともに二桁成長を達成した。電動歩行式倉庫車両を除くベースでも58万5,179台(同5.46%増)と堅調だった。

■高所作業機器は調整局面
高所作業プラットフォームは通年で16万5,171台(同28.6%減)と大幅な減少。国内販売が6万3,886台(同42.4%減)と落ち込んだ。12月単月も1万4,326台(同8.36%減)と前年割れが続いた。
高所作業車は通年で4,993台(同27.7%増)と対照的に好調を維持。国内販売が中心で4,755台(同26.7%増)を記録した。
市場の二極化が顕著に

今回の統計は、インフラ投資関連の製品や輸出依存度の高い製品が堅調な一方、不動産市場の低迷を反映して建築関連製品が苦戦する構図を浮き彫りにした。特に輸出の伸びが多くの製品カテゴリーで国内を上回っており、海外市場の重要性が一層高まっている。
中国工程機械工業協会では、詳細なデータを会員向け資料「簡訊」で提供している。

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