・10年で100億元規模の事業構築へ、建設工業化の完全サイクル実現目指す
三一(SANY):2026年1月16日
三一(SANY)は1月16日、湖南省汨羅市の生産拠点で「破界・共築」をテーマとした破砕・リサイクル装置の全シリーズグローバル発表会を開催した。世界各国から顧客代表、業界パートナー、専門家、メディア関係者が参加し、同社傘下の三一築工が本格的に破砕・リサイクル市場へ参入することを発表した。
発表会で三一集団の唐修国董事長は、2025年の中核事業の売上高が1,500億元を突破し、営業キャッシュフローが過去最高を記録したことを明らかにした。その上で「今回発表する破砕・リサイクル装置は集団の産業エコシステムをさらに充実させ、顧客の収益向上と建設業のグリーン・低炭素転換を推進する重要な力となる」と述べ、三一築工に対して「10年で100億元規模の破砕・リサイクル事業の構築」という目標達成への期待を示した。
三一築工の程偉華董事長は「今回9機種の破砕・リサイクル装置を発表する。今後、業界により豊富な機器とソリューションを提供していく」と表明。建設廃棄物の発生から再利用までの全ライフサイクルにわたる循環システムの構築を通じて、グリーン発展理念の実践と高品質建設への貢献を目指す方針を示した。
■「高生産性」を新基準に全シリーズを展開
三一築工の徐鑫総経理が司会を務めた発表式典では、汨羅市政府関係者、三一集団幹部、中南大学の専門家、オーストラリアや香港などからの顧客代表が出席。全シリーズ破砕・リサイクル装置の正式な市場投入が宣言された。
同社の徐文浩副総経理は製品説明で、破砕・リサイクル分野への参入について「当社グループの『掘削、積込、運搬』に続く重要工程である『破砕』を完成させ、大規模インフラ設備の完全サイクルを構築するもの」と位置づけた。同社は「高生産性」に注力し、より高品質、高能力、高稼働率の装置と総合ソリューションの提供により、顧客の総合収益の大幅な向上を実現する考えだ。
現在、三一築工は建設固形廃棄物、砂利骨材、金属鉱山などの用途向けに全シリーズ製品を展開している。移動式装置は複数の破砕ステーションと選別ステーションを含む柔軟性と高効率性を特徴とし、固定式生産ラインは設計から納入までのワンストップサービスを提供する。主要機種はジョークラッシャー、コーンクラッシャー、インパクトクラッシャー、立軸インパクトクラッシャーなどをカバーし、粗破砕から砂製造・成形までの全工程ニーズに対応する。
産学連携と海外展開で事業拡大へ
発表会では三一築工と中南大学が産学連携協定に調印し、共同研究開発プラットフォームの構築と技術成果の実用化加速で合意した。また、国内外の主要顧客との大型プロジェクト契約が一斉に締結され、全シリーズ破砕・リサイクル装置の本格的な市場投入とグローバルなグリーンインフラ需要への対応が始動した。
今回の発表会は単なる製品発表にとどまらず、建設工業化の全ライフサイクルへの対応とグリーン変革をリードする同社の戦略宣言となった。三一築工は今後、技術革新と顧客価値創出を両輪として、グローバルパートナーとともに破砕・リサイクル産業の高効率化、スマート化、グリーン化を推進していく方針。
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