・年産1万台体制、リチウムバッテリー生産も併設
安徽合力股份有限公司:2025年12月5日
中国大手フォークリフトメーカーの安徽合力股份有限公司(以下、合力)は先般、タイ・チョンブリ県ロジャナ工業団地において、産業車両とリチウムバッテリーパックの組立生産工場の起工式を挙行した。
今回の工場建設は、合力がタイ地場企業のSiam Motors Parts社(SMP)と戦略的パートナーシップを締結し、合弁会社「合力工業車両(タイ)有限公司」を設立して進めるもの。グローバル市場での競争優位性確立と生産供給体制の構築を目指し、タイに産業車両とバッテリーシステムの製販一貫拠点を整備する。
■プロジェクト概要
工場用地面積は約8万4,330平方メートル、総建築面積は5万550平方メートル。総投資額は約4億2,500万元(約6,000万米ドル)を見込む。統合生産棟、バッテリー生産棟、オフィス棟、社員食堂などの関連施設を整備し、スマート生産ラインを導入する計画だ。
フル稼働時には年間1万台のフォークリフトと1万セットのリチウムバッテリーパックの生産能力を有する見通し。
■起工式に両社幹部が出席
起工式には、合力から薛白副董事長、陳先友副総経理のほか、Siam Motors Group のプラカシット・ポーンプラパ総裁、中国汽車工業工程有限公司の姚楽鵬副総経理、ロジャナ工業団地関係者、タイ政府代表らが出席。薛白副董事長が正式着工を宣言すると、工事車両が一斉に汽笛を鳴らし、重機が同時に始動して建設段階への移行を象徴した。
陳副総経理は挨拶の中で「合力は中国産業車両業界のリーディングカンパニーとして、常にオープンな姿勢で世界を受け入れ、国際化をブランド戦略の重要課題と位置づけてきた。今回のSMGとの提携によるタイ投資は、『一帯一路』構想への積極的な参画であり、グローバルサプライチェーンへの深い統合を意味する戦略的な一手だ」と強調した。
工業団地を代表して孫暁軍氏は「37年超の工業団地開発・運営実績を活かし、合力を最も貴重なパートナーとして、建設から運営まで最高品質のサービスを提供する」と述べた。
一方、プラカシット総裁は「グローバル産業車両業界のリーダーである合力との合弁事業に参画できることを誇りに思う。合力のタイ市場への信頼と、両社間の強固な信頼関係の証だ」と語った。
中国製造業の海外展開モデルケースに
合力は今回のタイ拠点を足がかりに、グローバル産業チェーンの拡大を継続し、中国ハイエンド製造業の海外展開における新たなモデルケースの構築を目指す。同社にとってタイ工場は、グローバル戦略における重要な拠点として位置づけられている。
【会社概要】安徽合力股份有限公司は中国を代表する産業車両メーカー。フォークリフトを中心とした物流機器の開発・製造で国内トップシェアを持ち、近年は電動化技術やスマート化にも注力している。
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