九州柳河精機、熊本・菊池市で工場増設へ、自動車向けエンジン部品の量産体制を強化

福岡県菊池市は12月16日、九州柳河精機(熊本県菊池市)が、熊本県菊池市の本社工場で自動車向けエンジン部品の生産拡大を目的とした工場増設を行うと発表した。新規生産部品の取り込みに伴い機械設備を導入し、次世代車両向け部品の量産体制を強化する。投資額は約8億9,500万円。2026年3月に着工し、同年12月の操業開始を予定している。

同社は12月18日、熊本県および菊池市と工場増設に関する立地協定を締結する。締結式は熊本県庁で行われ、九州柳河精機の田尻雅浩社長のほか、熊本県、菊池市の関係者が出席する予定。

九州柳河精機は1974年、柳河精機(三重県亀山市)の子会社として設立された。独自のアルミダイカスト技術を強みに、二輪車・四輪車向けのホイールやエンジンカバーなどの自動車部品を製造している。アルミ溶接から鋳造、加工、塗装、組立、出荷までを一貫して自社工場内で行う生産体制を確立しており、高品質とコスト競争力の両立を図ってきた。

近年は、ハイブリッド車や電気自動車(EV)向けなど次世代自動車部品の需要拡大を背景に、生産体制の強化を進めている。今回の増設では、新規生産部品の立ち上げに対応するための機械設備を導入し、安定供給力の向上を目指す。

増設後の従業員数は349人となる見通しで、地域雇用への波及効果も期待される。熊本県内では半導体関連投資が相次ぐ中、自動車部品分野においても生産基盤の強化が進む形となる。

<プロジェクト概要>
事業者:九州柳河精機株式会社
所在地:熊本県菊池市旭志川辺1106-1
事業内容:自動車部品製造
投資額:約8.95億円
増設内容:新規生産部品の取り込みに伴う機械設備の導入
用地面積:81,205㎡(現行)
建築面積:25,560㎡(現行)
従業員数:349人(現行344人、増設により5人増)
着工予定:2026年3月
操業開始予定:2026年12月
計画完了予定:2026年12月

ニュースリリース