●年頭所感(2026年) カナデビア株式会社 代表取締役社長兼CEO 桑原 道

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎え、気持ちも新たにスタートを切られたことと思います。カナデビアとして船出して 3 年目となる 2026 年、私たちはこれまで以上に挑戦を続け、未来に向けた確かな歩みを進めていきます。年頭にあたって私の思いをお伝えします。

私たちが生きる社会は、先行き不透明で不確実性が高く、この社会で私たちに必要なのは「変革」です。2026 年、カナデビアにとっても変革の年です。

昨年 12 月の社長タウンホールミーティングで、当社グループの 30 年間の業績を振り返りました。縮小均衡の前半 15 年、成長の後半 15 年。縮小均衡の時代に染みついた保守的で硬直的な
マインドセットから脱却し、成長のマインドセットに転換する必要があると申しあげました。品質不適切行為、継続的な課題である安全(災害)・品質(不良費)など、これらは、こうした硬直的な組織風土が影響していると考えています。

成長の 15 年間に生じた変化は、事業規模の拡大だけでなく、市場の地理的拡大、投資案件の増加、M&A による海外グループ会社・従業員の増加として表れています。これらに対し、グループマネジメントの強化に取り組んでいますが、さらなる成長のためには目指すべき方向性の共有、グループ一体感の醸成が必要だと考えており、カナデビアだけでなく国内外のグループ職員が参加した Purpose & Values の検討ワークショップは、まさにそのための第一歩です。

こうした課題に立ち向かうために人的資本の強化を進めています。昨年、業務管理本部をピープル&カルチャー本部へ改称し、外部人材の積極登用を進めています。1 月 1 日付で法務・知的財産本部を新設し本部長に外部から法務エキスパートを招聘しました。また、安全や品質部門の組織強化や人事制度改革などもその一環として挙げることができます。経営層による現場ラインウォーク、特別調査委員会の調査結果報告会、社長タウンホールミーティングといった対話の場を今後も広げていきます。

現在の成長をけん引しているのは海外事業です。しかし、不確実な世界で健全な成長を持続するためには強靭な企業体質が必要であり、そのためにはグループ全体を支える安定した収益基盤としての国内事業の強化が必要です。当社グループには一つとして現状が約束された事業はありません。デフレからインフレ、マイナスからプラス金利、サプライチェーンのひっ迫、そして何より人材の不足、このように事業環境が大きく変わっていることを十分に理解し、他社とのアライアンスや事業の絞りこみなどあらゆる選択肢を排除せず戦略を考えなければなりません。

経営効率を高めるためには DX の推進が必要不可欠です。そのための投資も継続していきます。 変える時に生じる摩擦や失敗への不安が躊躇や恐怖心を招いていることは容易に想像できます。経営戦略会議メンバーが職員の皆さんの変革へのチャレンジを支援しなければならない、職員の皆さんの背中を押そう、と呼びかけています。

将来の成長領域である、水素・メタネーションなどの Power to Gas や洋上風力発電事業など
を取り巻く事業環境は、決して順調とはいえません。事業化に要する時間軸の不確実性は否定できません。しかし、これらは脱炭素・循環型社会の創出に必要な技術であり、人類と自然との調和に挑み続けるという私たちの軸に揺らぎがあってはならないと考えています。研究開発についても同様です。たゆまず挑み続けるしかありません。同時に社内外に私たちの挑戦を発信し続け、多くのステークホルダーの共感を得る努力も続けなければなりません。

最後に、「変革」に挑む前提を確認します。「コンプライアンスの徹底」、「安全・健康」です。

「安全・健康」については、以下の通り宣言していることも合わせて再確認しておきます。
・ 安全衛生統括部「世界一安心して働ける会社」
・ カナデビアグループ健康経営宣言「職員一人ひとりが心身ともに健康で、誰もが自分の持つ
力を最大限発揮できる環境づくり」

社会はダイナミックに変化しています。私たちはこれを恐れることなく成長の機会としてとらえ、私たち自身もダイナミックに変化し、成長し、「人類と自然の調和に挑む」カナデビアとして挑戦を続けていきます。皆さん、今年も元気で明るく、全員で「変革」にチャレンジしていきましょう。ご安全に。

ニュースリリース
※全職員向け年頭挨拶の要旨より。