●年頭所感(2026年) 株式会社 加藤製作所 代表取締役社長 加藤公康

新年あけましておめでとうございます。

日頃より弊社の事業活動に対し多大なるご支援とご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

2025年の業界を振り返りますと、資材価格の高止まり、人手不足の深刻化など、依然として厳しい状況が続いております。一方で、インフラ更新需要や防災・減災投資の拡大に加え、省人化・省力化を支える建設機械への期待は一層高まっています。また、脱炭素社会の実現に向け、電動化や低排出ガス対応機械、次世代エネルギーを活用した製品開発が急速に進展しています。

当社では脱炭素実現に向け2025年にCO2排出量削減が可能なクレーン車としてディーゼルエンジンに加え電動モータを装備したハイブリッド式ラフテレーンクレー「SR-250HV」の発売を開始しました。付属する外部電源を利用する油圧ユニットEK-UNITから油圧供給を受けることで、クレーン作業時の実質的なCO2排出量をゼロにすることが可能です。さらに環境配慮と実用性の両立を目指し、全旋回式クローラキャリア「IC110R」の販売を開始いたしました。本機は、最大積載荷重11tを確保しながら安全性、輸送性を重視したクラス最小のコンパクトな車体を実現しています。また欧州・北米・日本の最新の排出ガス基準を達成したエンジンを搭載し過酷な現場においても環境に配慮し、安心・安全に使用できる製品となっております。今後も総合建設機械メーカーとして市場ニーズに沿った製品の開発を進めてまいります。

また業界全体で避けて通れない課題の一つが人材不足です。当社では東京本社、茨城・群馬工場で学生を対象にした職場体験の実施や工場見学を実施しております。次世代へ確かな基盤を引き継いでいく為にも、今後も積極的に地域交流を図り少しでも業界に興味を持ってもらえる機会への取り組みを継続してまいります。

本年も当社は、「安全・品質・信頼」を経営の根幹に据え、安全管理の徹底と、技術力のさらなる向上に取り組んでまいります。また、130年の歴史を次の世代へ確実につなぐため、若手社員の育成、技術の継承、働きやすい職場環境づくりを一層推進してまいります。建設業は、人々の暮らしを支え、地域の未来を形づくる重要な役割を担っています。130年の歴史に誇りを持ちつつ、変化を恐れず、新たな技術や発想を積極的に取り入れながら、これからも地域社会に必要とされ続ける企業を目指してまいります。

2026年も引き続き、業界全体の課題に取り組み、さらなる発展に寄与すべく努力する所存でございます。

さらなる技術革新と品質向上に努めながら、持続可能な社会の実現に貢献し、皆様からより一層の信頼をいただける企業へと成長してまいります。

最後になりますが、本年が当業界にとってさらなる前進の一年となることを心より祈念し、年頭のご挨拶といたします。

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