英JCB、電動式マイクロショベル「8008E CTS」導入が英国レンタル市場で好評

・ウェザビー・ツール&プラントハイヤーが同国初期導入企業に

JCB :2025年12月1日

電動建機の普及が進む英国において、JCBの電動式マイクロショベル「8008E CTS」がレンタル市場で高い評価を得ている。ヨークシャー州のレンタル事業者ウェザビー・ツール&プラントハイヤー(Wetherby Tool & Plant Hire)が、同国で最初期の導入企業として同モデルを採用した。

今回購入された「JCB 8008E CTS」は、JCBのゼロエミッション仕様の小型ショベルシリーズ「E-TECH」の最新モデルで、すでに市場で評価の高い「19C-1E」に続くラインアップとなる。同機はTCH Harrison JCBにより納入された。

構造・外装・作業装置は従来のディーゼル仕様「8008 CTS」と同一で、操作レバー機能も変わらない。一方で、油圧ポンプは電動モーターで駆動され、バッテリーおよびパワートレインは既存のJCB電動機種で実証済みの技術を採用。レンタル用途に求められる操作性と静音性、排出ゼロを両立する。

導入企業であるウェザビー・ツール&プラントハイヤーのオーナー、スコット・フレッチャー氏(Scott Fletcher)は次のようにコメントしている。

「2010年に初めてJCB製機を導入して以来、継続して採用しています。今回の導入は、顧客からの問い合わせが増えていたことが背景です。新型機には非常に満足しています。JCBは機械だけでなく、サポート体制も優れており、総合的な価値を提供してくれます。」

新型「8008E CTS」は9.9kWhバッテリーを搭載し、トップシリンダー配置のチューブラーブームと内蔵型ホース保護構造を採用。伸縮式アンダーキャリッジにより狭所アクセス性と安定性を両立し、10Vおよび230Vの両充電方式に対応。運搬性に優れる重量1トンクラス未満の設計となっている。

導入企業のウェザビー・ツール&プラントハイヤーは2010年創業。ウェザビー、ハロゲイト、リーズの3拠点で事業を展開し、ダンパー、テレハンドラー、振動ローラー、ミニショベルなどJCB製建機70台以上を保有しレンタル事業を行う。

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