メッツォ(Metso):2025年12月2日
フィンランドのメッツォ・コーポレーション(Metso Corporation)は12月2日、金属精錬における高難度のスラリーおよび電解液冷却用途に対応する第3世代のOKTOP®クーリングタワー(OKTOP® Cooling Tower)を発表した。
同製品は、メッツォの実績ある技術を基盤としながら、信頼性と性能を追求して設計された。最大の特徴は、既存設備への導入に適した極めてコンパクトな設置面積で、従来世代と比較して最大70%小さい設置スペースで優れた冷却能力を維持する。保守作業の簡便性と迅速な設置を実現し、シンプルな設計により最大の価値を提供する。また、市場で最も低い排出量を実現しており、メッツォプラス(Metso Plus)製品群の一部として提供される。
メッツォのクーリングタワー製品マネージャーであるヴァルター・マングス(Valter Mangs)氏は、「第3世代OKTOPクーリングタワーは、最高の効率と最小限のダウンタイムおよびメンテナンスコストを実現するよう設計されています」と述べた。同氏はさらに、「改良された設計により温排ガスの再循環を防止し、最適な冷却効率と全体的な性能向上を実現しています。加えて、世界初の自己洗浄機能を備えたクーリングタワーとして、市場で最長の運転インターバルを保証します」と説明した。
■メッツォ(Metso)について
メッツォは金属精錬向け湿式冶金プロセスソリューションの主要サプライヤーである。同社の提供範囲は、プロセステストとフローシート開発、プラント設計、独自技術機器の供給、および包括的なサービスに及ぶ。同社の独自技術機器ソリューションは、冶金性能の最適化と信頼性の高い操業を確保するよう設計されている。
メッツォは持続可能な技術、エンドツーエンドソリューション、骨材・鉱物処理・金属精錬産業向けサービスにおける世界的なリーダー企業である。製品とサービスの専門知識により、顧客のエネルギー・水効率の向上、生産性の向上、環境リスクの低減を支援している。
同社は本社をフィンランドのエスポー(Espoo)に置き、2024年末時点で約50カ国に約17,000名の従業員を擁する。2024年の売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。
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