タクマ、日本海水讃岐工場向けバイオマス発電プラントを受注

・自家消費用電源の燃料転換に貢献、2028年度稼働へ

タクマは8月28日、日本海水(東京都千代田区)より、同社讃岐工場(香川県坂出市)に設置される自家消費用バイオマス発電プラント(出力9,400kW)のEPC(設計・調達・建設)を受注したと発表した。着工は2027年度、引き渡しは2028年度を予定する。

日本海水は、同工場で稼働する既存の石炭火力発電所を、国内産の木質バイオマス(建築廃材、樹皮、間伐材など)を主体とするバイオマス発電所に転換する計画を進めている。今回の受注は、タクマがこれまで同社赤穂工場や苅田パワー向けにバイオマス発電設備を納入し、運転維持管理(O&M)でも実績を積んできたことに加え、多様なバイオマス燃料に対応可能な技術力が評価されたもの。

タクマは本プラントの提供を通じて、日本海水のカーボンニュートラル推進を支援する。さらに、石炭火力からの燃料転換需要を新たな成長分野と位置づけ、再生可能エネルギーの普及とCO₂削減への貢献を加速していく方針。

<本プラントの概要>
• 納入先:日本海水讃岐工場(香川県坂出市大屋冨町
• 設備:バイオマス発電プラント
• 発電出力:9,400kW
• 燃料:国内木質バイオマス(建築廃材・樹皮・間伐材など)および輸入材
• 引き渡し:2028年度(予定)

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