三菱ロジスネクスト、「国際物流総合展2025」で自動フォークリフト実演

・SynfoX技術搭載「PLATTER Auto Sタイプ」を公開、庫内作業の自動化を提案

三菱重工グループの三菱ロジスネクストは、9月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2025 第4回INNOVATION EXPO」に出展し、自動化技術「SynfoX(シンフォックス)」を搭載した自動フォークリフト「PLATTER Auto Sタイプ」のデモンストレーションを実施する。

同社が物流展に出展するのは今回で2回目。ブースでは「無人化・自動化を諦めていませんか?フォークリフト作業の自動化始めてみませんか?」をテーマに掲げ、実機を用いた搬送・荷役作業を披露する。有人フォークリフトによる従来作業と比較しながら、自動運転の効果を来場者に体感させる構成である。

今回披露する「PLATTER Auto Sタイプ」は、1958年に登場した基幹モデル「プラッター」の自動化仕様。リーチタイプバッテリーフォークリフトの代名詞として普及してきたプラッターに、自律走行機能を付加した製品版であり、2025年度中の発売を予定する。背景には深刻化する物流現場の人手不足がある。同社は1971年に世界初の自動フォークリフトを開発した実績を持ち、半世紀を経て再び自動化分野の新提案を打ち出す。

自動化技術SynfoXは、三菱重工のデジタルイノベーションブランド「ΣSynX(シグマシンクス)」の要素技術を応用したもの。複数の機械システムを協調させる標準プラットフォームとして機能し、デジタル制御により搬送効率や安全性を高める。

展示会場ではフォークリフトの自動作業に加え、トラックへの荷積み自動化システムや冷凍倉庫での運用を想定したソリューションも映像で紹介する。さらに、安全確保を強化するオプション機能の提案も行う。

三菱ロジスネクストは「総合物流機器メーカーのパイオニアとして培った技術を生かし、物流業界の課題解決に資するソリューションを引き続き提供していく」としている。

■「国際物流総合展2025 第4回INNOVATION EXPO」概要
• 開催日:9月10日(水)~12日(金)10:00~17:00
• 会場:東京ビッグサイト 東4–8ホール
• 三菱ロジスネクストブース:東4ホール 4-103
オンラインブースも同時開設され、9月10日から30日まで特設サイトでプレゼンテーション動画を公開する。会場に来られない企業にも情報を発信し、導入検討を促す構えである。

詳細は、ニュースリリース