クボタ、浪江町の復興インフラで第3期水道管整備を受注

クボタは8月27日、同社を代表企業とする民間企業グループが、福島県浪江町との間で「小野田系統配水管布設工事(第3期)」に関する契約を締結したと発表した。契約金額は約2.3億円で、事業期間は2025年6月から2026年3月末までを予定している。

クボタは、設計・施工一括発注方式(DB方式)による本事業を、2020年の第1期、2021年の第2期に続き受注した。今回の第3期工事では、産業振興と雇用創出を担う棚塩産業団地の稼働を支える基幹管路の整備を進める。管径は300~350㎜、総延長は約1㎞となる。

浪江町は、東日本大震災からの復興事業の柱として産業団地の整備を進めており、安定した水道水供給は事業環境の前提となる。クボタはこれまでの実績や技術力を活用し、工期の短縮、コスト削減、町職員の負担軽減を図るとともに、地元企業の技術力向上にも寄与するとしている。

水環境インフラ分野では近年、設計から施工、維持管理まで民間企業のノウハウを活用する動きが加速している。クボタは、水道・下水道を対象に幅広い製品とサービスを展開しており、グループ全体で「水」のトータルソリューション企業として、国内外の持続可能な水インフラ整備に貢献していく方針である。

<案件概要>
事業名:小野田系統配水管布設工事(第3期)
事業内容:小野田系統の一部配水管の設計施工業務
(φ300~350㎜、総管路延長:約1㎞)
事業期間:2025年6月26日~2026年3月31日(予定)
事業方式:DB方式(Design Build:設計・施工一括発注方式)
事業費:約2.3億円(税込)
構成員:株式会社クボタ(代表企業)、株式会社東洋設計事務所
クボタの役割 本事業における配水管布設工事

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