KION、カリフォルニア州サンノゼのGTCでAIコントロールタワーを発表

　KION GROUP （KION グループ）：2025年3月19日

・NVIDIAとAccenture（アクセンチュア）と協力して、物理AI産業用デジタルツインの最初のソリューションは、自動化されたイントラロジスティクスへの応用のための新興AI技術の可能性を示しています

・顧客にサプライチェーンの無限のシナリオを実行する能力を提供し、常に運用を最適化するソリューション

・KION GROUP AGのCEOであるRob Smith（ロブ・スミス）は、「当社のデジタルツインは、複雑なサプライチェーンソリューションを理解し、改善するための唯一の真実のソースとして機能します。」

　フランクフルト アム マイン/サンノゼ、2025 年 3 月 19 日 – KION グループは、3 月 17 日から 21 日までカリフォルニア州サンノゼで開催される GTC 2025 AI conferenceで、新しいソリューション センターへの物理 AI の適用を展示します。NVIDIA および Accenture との大規模なコラボレーションの一環として、KION の子会社である Dematic （デマティック）は、NVIDIA Omniverse （オムニバース）テクノロジと Mega Omniverse Blueprint （メガオムニバースブループリント）で構築されたデジタル ツインで表現される「AI コントロール タワー」を展示します。

　デジタルツインは、Dematicのソリューションセンター内の物理機器を複製し、Dematicのコントロールタワーコンポーネントと一緒に展開され、複雑なプロセス間ダイナミクスの深い洞察分析を提供します。これらのテクノロジーを組み合わせることで、仮想環境内でマテリアルフローとオーダーフローシナリオのリアルタイム制御ロジックを探求することができます。目標は、効率、適応性、および費用対効果を向上させることにより、サプライチェーンの運用を変革することです。GTCでは、訪問者は、DematicのGrand Rapids Solution Center（グランドラピッズソリューションセンター）とそのDigital Twinをモデルとして使用して、インタラクティブなダッシュボードの動作を見ることができます。Accentureは、Dematicのデジタルツインのオムニバース表現とインタラクティブダッシュボードの両方を開発しました。

　KION グループAGのCEOであるRob Smith（ロブ・スミス）は次のように述べています。
　「当社のデジタルツインは、設置前、設置中、設置後に、複雑なサプライチェーンソリューションを理解し、改善するための単一の真実の情報源として機能します。 NVIDIAテクノロジーと相乗算することで、当社のソリューションにより、お客様は物理的なAIのパワーを使用して、膨大な時間、設備投資、運用コストを大幅に節約でき、サプライチェーンの変化する状況に業務を常に適応させることができます。」

■ソリューション設計のデジタル概念化
　デジタルツインにより、Dematicのプロジェクトチームは、オンサイトインストールの前にコントロールとソフトウェアを検証でき、稼働とランプアップの段階を大幅に加速できます。お客様は、ソリューション設計を構築する前に、物理的なレイアウトと動的な材料の流れを概念化することができます。建設後、オペレーターはサイトのデジタルツインで無限のシナリオを実行して、季節変動を含むビジネスプロファイルの計画的または実際の変更を調査できます。

　1月に発表されたように、KION、NVIDIA、およびAccentureは、インテリジェントな固定カメラと自律フォークリフトを備えた物理AI、および最新の自動化およびロボットソリューションを活用して、NVIDIA Omniverseと非常にリアルなデジタルツインを作成します。これにより、お客様は、手動フォークリフトや自動運転車から商品の正確な場所まで、倉庫内のすべての資産をリアルタイムでデジタルでマッピングできるようになります。無限のシナリオを実行する機能と組み合わせることで、お客様は新しい倉庫の理想的なレイアウトを定義し、ピーク負荷を予測し、作業員の安全を確保し、リソースの使用をより効果的に計画することで倉庫管理を改善することができます。

　先週、3月11日から13日、ドイツのシュトゥットガルトのLogiMATで、KIONの子会社であるLinde Material Handling（リンデマテリアルハンドリング）は、NVIDIA Omniverse（オムニバース）とMega blueprint（メガブループリント）で構築された最初の物理AI搭載ソリューションを導入し、車両の調整とルートプランニングを大規模に最適化し、AI搭載のトラックがデジタルツイン内でライブ運用データをキャプチャして処理します。

■KION GROUP （KION グループ）について
　KIONグループは、産業用トラックとサプライチェーンソリューションの世界有数のプロバイダーの1つです。フォークリフトトラックや倉庫トラックなどの産業用トラック、およびサプライチェーンを最適化するための統合自動化技術とソフトウェアソリューション（すべての関連サービスを含む）を含む、そのサービスの全範囲が含まれています。KIONグループのソリューションは、100カ国以上の顧客の倉庫、生産工場、流通センターでの材料と情報の円滑な流れを保証します。
　MDAX上場グループは、2023年の販売台数に基づいて、EMEA地域で最大の産業用トラックメーカーです。2023年の収益に基づいて、KIONグループは中国の大手海外メーカーであり、国内メーカーを含めて3番目に大きなサプライヤーです。KIONグループは、2023年の収益に基づいて、世界をリードする倉庫自動化プロバイダーの1つでもあります。
　2024年末時点で、KIONグループの190万台以上の産業用トラックが、6大陸のあらゆる分野とさまざまな規模の顧客によって使用されていました。現在、当グループは42,000人以上の従業員を擁し、2024年度には約115億ユーロの収益を上げています。

　ニュースリリース
　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。