日本鍛圧機械工業会は 3月10日、2025年2月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は218.5億円で、前年同月比で13.2%減となった。
当月はプレス系、板金系、サービス系全てで前年割れとなった。板金系に回復の兆しが見られたがここにきて足踏み状態といえる。米国の関税問題もあり不透明観が拭えない状況であり、いましばらくは一進一退が続くと見られる。
機種別によると、プレス系機械が77.2億円で9.9%の減となった。小型プレス 18.9%増、大型プレス 4.0倍、超大型プレス 3.2倍増で、中型プレス 31.7%減、油圧プレス 63.1%減、フォーミング30.6%減であった。
板金系機械は69.6億円で17.3%の減であった。レーザ・プラズマのみ9.5%増で、パンチング35.6%減、ブレーキ・シャー14.5%減となり、サービス系は71.8億円で12.5%の減であった。
内外別によると、国内は93.5億円で21.6%の減となった。輸送69.8%増、金属4.6%増であったが、電気44.7%減、鉄鋼86.7%減、一般46.6%減であった。
輸出は53.2億円で5.3%の増であった。中国向が45.6倍、インド向31.6%増、韓国向2.4倍となったが、北米向75.7%減、欧州向26.6%減、東南アジア向60.5%減であった。