・生産能力を大幅に強化
極東開発工業は3月4日、グループ会社である日本トレクス(愛知県豊川市)が、本社工場内に建設していたトレーラ生産用の新工場棟が完成したと発表した。
今回新たに建設した新工場は、トレーラの溶接と塗装を一貫ラインとしたほか、現行の生産工程における高所作業を低減することにより、フレキシブルな生産体系と安全な作業環境を実現した。また併せて、各工程において自動化による省力化・省人化を推進しており、ショットブラストや粉体塗装およびメインレール溶接などの重要工程をロボット化することでハイブリッドな生産現場を構築し、生産能力が現行比で約40%向上する見込みであることに加えて品
質の安定化を図る。
さらに、本社事業所で使用する電力の10~15%を賄うことを可能とした太陽光発電システム(750kw)の屋上への設置や、NAS電池(ナトリウム・硫黄電池)蓄電システム(1,800kw)
の設置により休日に太陽光を蓄電することで、再生可能エネルギーの活用を推進し、CO2排出量についても年間約3.2t(見込み)削減するなど、環境にも配慮した工場となる。
これにより、大量輸送・効率化のニーズで需要が大幅に高まっているトレーラの生産体制を改善し、納期の短縮や製品品質の向上を図る。
極東開発工業グループでは、今後とも特装車事業における生産体制の効率化及び能力の向上に向けた施策に注力していく。ま
<概要>
名称:日本トレクス 本社 トレーラ生産工場(E工場)
所在地:愛知県豊川市伊奈町南山新田350番地
(日本トレクス本社工場内)
投資額:約53億円 (建物・設備含む)
目的 :
①トレーラの組立溶接工程と塗装工程を一貫ラインとすることにより、作業効率化を図る。
②塗装工程におけるショットブラストや粉体塗装をロボット化することにより、省力化・省人化を推進する。
建屋面積 :12,148㎡
生産能力:3,000台/年(当初計画)
ロボット台数:ショットブラスト : 12台、粉体塗装 : 4台、AGV : 5台、メインレール自動溶接機 : 2機
ニュースリリース
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