・15軸制御 ワイヤ回転式トーションマシン「LM-26A」を販売開始
・独自のダブルスウィング軸により、加工領域を拡大
アマダプレスシステム（神奈川県伊勢原市）は3月11日、ワイヤ回転機構と8本の加工スライドで、直感的な操作を実現する15軸制御ワイヤ回転式トーションマシン「LM-26A」の販売を開始すると発表した。販売価格（税別）は、19,800千円、販売目標は年間6台。
トーションマシンは、ねじりばねを得意としながら引きばね、圧縮ばね、フォーミングなど、あらゆる線加工の成形が可能なばね成形機。
新商品の「LM-26A」は、2023年に発売した対応線径違いの「LM-16A」と同様に、加工スライドを4軸ずつ上下に分けて、スライドの横移動を数値制御するダブルスウィング軸を搭載した。これにより、これまで難しいとされていた複雑形状の加工など、加工領域が拡大する。さらに、プログラムによる高い再現性により、段取り時間の短縮や作業軽減につながり、生産性が向上する。
また、従来機のTM-20Mと比べ、より太線の加工を可能としながら設置面積は同等の省スペース化を実現した。
近年、モノづくりの現場では品質や生産性向上の要求のみならず、少子高齢化や熟練技能者の引退などの人手不足を背景に、自動化や段取りの簡易化に対するニーズも高まっている。このような課題に対し「LM-26A」は、独自のばね成形専用プログラム「MNO2」によるプログラム作成の簡易化や生産状況の見える化のほか、多彩な機能を通じて解決し、高効率生産をサポートする。
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